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CoreOS、CoreOS Enterprise Registryをローンチ

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原文(投稿日:2014/08/21)へのリンク

CoreOSがQuay.ioの買収と、Quay.ioがホストするサービスをベースにしたファイアウォール内で使えるプライベートなDockerレジストリ、CoreOS Enterprise Registryのローンチを発表した。

CoreOSは、Dockerコンテナの実行と大量サーバでの分散アプリケーション構築をターゲットにした新しいLinuxディストリビューションを開発しているスタートアップだ。彼らはこのソリューションを、自分のDockerレジストリを動かしたい企業向けに開発している。これにはアクセスコントロールリストとLDAPサポートを備えたユーザ管理、リッチなUI、検索のためのインデックス、協調作業のための組織内チームのグループ化と権限付与のためのツールが含まれている。またサービスには、Githubのcommitごとにコンテナのビルドをトリガーし、コンテナを自動的にビルドしてプライベートレジストリにプッシュする機能も含まれる。

Quay.ioはデフォルトのDocker Hubの代替サービスであり、どちらもフリーのパブリックレジストリと月額課金のプライベートレジストリを提供している。新しいEnterprise Registryサービスの一番の違いは、ファイアウォール内のユーザサービスで動かせることだ。

Enterprise Registryのローンチについて、CoreOS CEOのAlex Polvi氏はこう語った。

私たちは、コンテナとウェアハウススケールコンピューティングに関心のある企業に、完全なソリューションを提供したいのです。新しい世界のアプリケーション実行には、レジストリとのやりとりが含まれます。そうしたアプリケーションを構築するため、私たちは単なるコンポーネントではなくソリューションを提供することによって、顧客が1つのベンダーと仕事ができるようにしたいのです。

Enterprise Registryは、サポート、アップデート、(OSの利用、メンテナンス、アップデートを簡単にするための)プレミアム管理ツールを含む企業向けサービス、CoreOS Managed Linuxの顧客にも提供される予定だ。これにより独自のDockerレジストリを動かせる。

サービスを試したい人に向けて、Quay.ioは今後サインアップする1000ユーザに対し、6ヶ月の "Yacht" プラン(20のフリープライベートDockerリポジトリを含む$50/月のプラン)を提供している。

CoreOSは新しいEnterprise Registryを開発しながら、Quay.ioがホストするサービスにも投資を継続する予定だ。また、彼らはこの買収を利用してQuay.ioの開発者をチームに加えるとともに、San FranciscoにあるヘッドクォーターにNew York Cityのオフィスを加えることで、東海岸と西海岸におけるチーム拡張に備えている。

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