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Ceylon 1.1 - OSGi, Vetr.x, 動的インターフェース,使用箇所分散,Promiseをサポート

原文(投稿日:2014/10/11)へのリンク

Ceylon 1.1には動的なインターフェース,使用箇所分散(use-site variance),OSGiとVert.xによるデプロイメント,ceylon.promiseモジュール,IDE拡張,パフォーマンスの向上したコンパイラなどが付属する。

Red HatでCeylonプロジェクトのリーダを務めるGavin King氏は,同言語のバージョン1.1を発表した。コンパイラのパフォーマンス向上やこれまでのリリースのバグ修正に加えて,いくつかの分野で多くの新機能が提供されている。

言語には,次のようなサポートが拡張されている。

  • ネイティブなJavaScript APIをラップする動的インターフェース。
  • Javaジェネリクスと完全な相互互換性を有する使用箇所分散(use-site variance)
  • 匿名関数のパラメータの型推論
  • Byteクラスの最適化

モジュール性の面では,Ceylonの .car ファイルにOSGiとMavenのメタデータが追加されて,OSGiコンテナ内での実行が可能になった。CeylonモジュールをVert 2.1.xにデプロイすることもできる。

IDEが強化された。

  • コードフォーマッタ
  • 新しい7つのリファクタ方法
  • クイックフィックス
  • IntelliJ風の"チェーン補完(chain completion)"
  • 新しいエクスプローラービュー
  • JDTキーボードアクセラレータ
  • 参照箇所のクイック検索,最近編集したファイル,ブロックフォーマットなど

以下のモジュールがSDKに追加されている。

  • PromiseをクロスプラットフォームでサポートするPromise
  • 国際化をサポートするLocale
  • ログAPIのLogging

今後に向けて,King氏は次のようなロードマップを概説している

1.1.5

  • ほぼ完成しているシリアライゼーション。これによって,"JSベースのクライアントとJVMベースのサーバ間で,Ceylonオブジェクトの転送が可能になります。"
  • HTMLモジュールの改善。サーバとクライアント両方で使用可能なHTMLテンプレートが記述できるようになる。
  • Narayama Transaction Managerベースのトランザクションモジュール

1.2

今回のリリースでKing氏は,以下の課題に取り組もうとしている。

AndroidとIntelliJのサポートが望まれているが,対応の予定は提示されていない。また氏はDart VMをターゲットにすると公表しているが,現時点では何も決まっていない。

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