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Eclipse Xtext 2.8がEclipseConでリリース

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原文(投稿日:2015/03/11)へのリンク

本日のEclipseConでXtextプロジェクトは,DSLツールセットの最新バージョンとなるバージョン2.8をリリースした。Xtextは,コンパクトでパフォーマンスのよいコードが記述できるJavaライクな言語であるXtendと合わせて,汎用DSLインフラストラクチャとエディタを提供する。Xtendの基盤となっているXbaseは,共通的な数学機能を備えた他のタイプの言語を構築するために利用可能な,汎用的な式評価言語である。

Xtext 2.8では,PythonやMakefileのように,空白によるインデントを使って文のグループをネストさせることの可能な空白重視型言語のサポートと合わせて,特定のJavaバージョン上でビルド可能なコードを生成するオプションが追加されている。これまでXtextでは,Java 5と互換性のあるJavaクラスファイルを生成していたが,さまざまなコードコンパイルオプションを指定することで,文字列switch文の生成や,Java 8用のJavaラムダ式への変換も可能になる。

Xtendエディタでは新たに,JavaクラスをXtendクラスに変換する機能が用意された。ほとんどの場合,トランスレータは等価な(かつ,よりコンパクトな)Xtendコードを生成するが,ソースファイルを完全に変換できない場合はFIXME行が追加され,手作業による修正が必要になる。

EclipseConでは最後にSven Effinge氏が“The Future of Xtext”と題したプレゼンテーションを行って,XtextをIntelliJ内で動作可能にする開発作業について紹介した。実装はほぼ完了しているが,XtextとxtendのクロスIDEサポートを可能にするために,最終的な作業が行われているところだ。Xtext in IntelliJは2015年5月のリリースを予定している。コラボレーションの活発化とコントリビューションの奨励のため,XtextリポジトリはGitHubに移動している

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