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Apache HBaseが1.0に

原文(投稿日:2015/04/07)へのリンク

3つのDeveloper Previewと、6つのRC、1500を超えるチケットクローズを経て、Apache FoundationはApache HBaseのバージョン1.0を発表した。HBaseはHadoopエコシステムにおけるNoSQLデータベースだ。 アクティブな開発から7年以上経て、HBaseチームは1.0バージョンを名乗れるくらい成熟し、安定したと考えた。

1.0リリースは3つの大きなテーマにフォーカスしている。一つ目は、1.xラインの将来にわたる安定した土台となることだ。そのため1.0バージョンでは、新しいAPIが導入され、馴染み深いクライアントサイドAPIの一部が廃止予定とされた。この作業によって、HBaseプロジェクトは1.0ラインにおけるすべての公開クラスのAPI互換性を保証できるようになった。

二つ目は、HBaseクラスタおよびそのクライアントの安定化だ。これは二つ主要な活動によって具現化された。一つはhigh availability for readsの最初の実験リリースだった。この機能は読み出し専用の複製を可能にする。たとえリージョンのエラーが10秒続いても、一貫性のある低遅延読み出しを可能にする。もう一つが、Facebookがサーバ構成の一部をオンライン変更可能にするためにやった作業、forward portだ。

最後、三つ目は、バージョニングと互換性を明確にすることだ。そのために、HBaseは1.0リリースから始まるセマンティックバージョニングを採用した。これによって、互換性保証について明確化されたバージョン番号をユーザに提供する。

HBaseは2007年にHadoop内部の寄付プロジェクトとして始まり、2010年5月にApacheのトップレベルプロジェクトとなった。HBaseはもともとGoogleのBigtable論文から派生したものだが、今や、オープンソース時系列データベースOpenTSDBやHBase上のSQLレイヤApache Phoenixといった他の多数のオープンソースプロジェクトの土台となっている。

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