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Ionicが1.0をリリース,次期バージョンではAngular 2.0をサポート

原文(投稿日:2015/05/15)へのリンク

Ionicは,実運用対応のバージョン1.0をリリースした。AngularJS 2.0上に構築される予定の次期バージョンの開発も,同時に開始している。Push,Deploy,Analytics,Packageといったモバイルサービスも,近日中に公開される予定だ。

Ionicは,HTML5技術を使用したハイブリッドモバイルアプリケーション開発のための,UIフレームワークである。アプリケーション全体の構造を対象とするのではなく,ユーザインターフェース部分に特化していて,他の部分にはCordovaを使用する。UIコンポーネントとビュー,コントローラ,ルーティングの開発と使用には,AngularJSを採用している。

最初のアルファ版リリースから18ヶ月の間に,186のプルリクエストのマージ,3,000近いイシューのクローズをこなして,Ionicは安定版の1.0マイルストンに到達した。主なモバイルプラットフォームのネイティブインターフェース再現を目指したインターフェースの提供以外にも,今回のバージョンには次のような機能が備えられている。

  • ネイティブスクロール
  • ナビゲーションバータイトルとバックボタンをアニメーション表示する“Swipe-to-go-back”インタラクティブ・トランジション
  • SVGアイコンをディレクティブ内にカプセル化することが可能になり,SVGマークアップが不要になった
  • 大量のリストのスムーズなスクロール
  • Windows Phoneサポートの改善
  • キーボードのモーダルおよび方向変化サポートの改善

今後Ionicチームでは,Windows Phoneのタップ/クリック/アクティベータの挙動に関わる問題点の修正,Visual Studioテンプレートの追加,ネイティブスクロールの改善などを行う予定だ。その他,いくつかのサービスも含まれている。

  • Push – プッシュ通知
  • Deploy – ストアに再提出することなくアプリを更新できる機能,および必要時に以前のバージョンにロールバックする機能
  • Analytics – アプリケーションのインタラクションに関する統計機能
  • Package – Macを使わずにiOS用のアプリを構築する

Ionic Viewは開発中のアプリを,アプリストアを経由せずにテスタと共有するためのものだ。Playgroundを使えば,ブラウザ上でコードを実行して,携帯電話上での見栄えを確認することができる。CreatorはIonicでハイブリッドアプリを作成するための,ドラッグ・アンド・ドロップツールで,IBM MobileFirst Platformと統合されている。

Ionicチームはリリース2.0をAngularJS 2.0と同時にリリースすべく,そのサポート作業に着手している

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