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DevOpsとは”CALMSS"である

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原文(投稿日:2015/06/06)へのリンク

DevOpsコミュニティでは,DevOpsをより適切に定義するための議論が続いている。IBMで継続的デリバリ関連製品のマネジメントリーダを務めるEric Minick氏は,DevOpsの解釈は人それぞれ違う,と先日のブログに記した。

表現の言葉は少しずつ違いますが,DevOpsに対する現在の理解はほぼ普遍的です。それにはアナリストや著述者,産業,コミュニティリーダといった,すべての人々が同意しています。着想としては壮大,かつ相互協力的です。簡単に言うと:

  • DevOpsはビジネスの成功を支援するために存在する
  • 適用範囲は広いが,中心となるのはITである
  • 基本はアジャイルとリーンである
  • 文化が非常に重要である
  • フィードバックがイノベーションの原動力である
  • 自動化を活用する

Forrester ResearchのVPでリサーチディレクタのEveline Oehrlich氏は,自身のブログの中で,同社がDevOpsの新たな定義に至ったことを述べている。同社はDevOpsでのCALMSの定義をするために,もうひとつ“S”を追加した。DevOpsのエコシステムを拡張するためには,堅牢なソーシングストラテジによるサポートが必要だという考えから,Foresterは,CALMSSという頭字語を定義することにしたのだ。

最初の頭字語であるCAMS (Culture, Automation, Measurement, Sharing)は,John Willis氏とDamon Edwards氏が2010年,カリフォルニアのマウンテンビューで,米国内で始めて開催されたDevopsdaysの中で提唱したものです。後にリーンを意味する“L”がJez Humble氏によって加えられました。私たちForesterはこれに,ソーシングを意味する“S”を加えたいと思います。

Rackspaceでチーフテクノロジストを務めるChris Jackson氏は,自身のブログで,CLAMSを次のように説明している。

  • Culture – コラボレーションとコミュニケーションを推進するための変革を負う
  • Automation – バリューチェーン内から手作業のステップをなくす
  • Lean – リーン原則の採用により,サイクル周期を高める
  • Metrics – すべてについて計測し,データをサイクルの洗練化に活用する
  • Sharing – 他者が学べるように,経験や成功の可否を共有する

ForresterではPatrick Debois氏との親交から,同氏と協力してCALMSS調査レポートの作成に着手している。Debios氏はJavaとUnix Webシステムに関するコンサルタントで,VRTのアーキテクト,devopsdaysの主催者でもある。

私たちは現在,Forester CALMSS調査報告書に取り組んでいます。報告書では個人やプロジェクト,企業内および企業間といったレベルにおいて,私たちがCALMSSの各頭文字の特徴であると考えるものをリストアップしていますが,読者が自分自身のパフォーマンス測定やベンチマークを可能にするため,プロジェクトレベルの戦略に注目しています。

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