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jQuery 3.0のαバージョン発表、開発者は要テスト

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原文(投稿日:2015/07/15)へのリンク

開発者に準備してもらおうと、jQueryチームがバージョン3.0のαリリースを発表した。コアチームメンバーのTimmy Willison氏はブログで多数の変更点を説明し、コミュニティにテストしてくれるよう頼んだ。

このリリースにはたくさんの破壊的変更が含まれている。最新バージョンにアップグレードする前に、開発者はコードをテストすることが重要だ。主な変更には以下がある。

  • .show().hide()のロジックがシンプルになった
  • Deferred ObjectsがPromises/A+互換になった
  • アニメーションにrequestAnimationFrameが使われるようになった

.show().hide()の実装方法に対して提案された変更は、きっとWeb開発者を悩ませることになるだろう。記事によると、これらメソッドのロジックは、エッジケースを次々とカバーしながら年々複雑になっている。レスポンシブデザインが標準になると、最近のデザインニーズに対応するため、さらにロジックが追加された。

バージョン3.0はこうした複雑さを捨て去り、display: noneをセットもしくはクリアするシンプルなメソッドに戻った。jQueryチームはこれが多くのコードを壊すことになるのを承知しており、次のようにアドバイスしている。

可視にするために、display: noneをデフォルトにセットしてから.show()を使うようなスタイルシートを使ってはいけません(.slideDown()や.fadeIn()のような要素を表示するためのメソッドも同様)。

Redditのディスカッションにおいて、Larry Davis氏 (lazd) は、ビルトインのHTML5プロパティhiddenを使って要素を表示したり隠したりすることを提案している。この機能は最近のブラウザでよく使われているが、古いブラウザとの互換性問題がある。しかしながら、Dave Methvin氏によると、こうしたよくあるシナリオでhiddenを使うのは、HTML5仕様の推奨に反しているという。

αバージョンには3.0と3.0 compatの2種類がある。これまでのバージョンと同様、メインリリースはIE9以上を対象としているが、compatバージョンはIE8をサポートする必要のある開発者用だ。

バージョン3.0のリリース日については発表されていない。

開発者は次のCDNを使うか、

https://code.jquery.com/jquery-3.0.0-alpha1.js https://code.jquery.com/jquery-compat-3.0.0-alpha1.js

次のnpmによって、新しいライブラリを試すことができる。

npm install jquery@3.0.0-alpha1
npm install jquery-compat@3.0.0-alpha1

今回のαにおける変更点の完全なリストはこの発表の末尾にある。開発者はGitHubでの議論に参加することを推奨する。

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