エドワード・ヨードン氏が2016年1月20日に血液感染の合併症によって逝去した。 氏はソフトウェア業界のパイオニアの一人だった。 氏は1970年代の構造化分析設計技法に関する最初期の思想家の一人であり、1980~90年代のオブジェクト指向分析設計アプローチの先鞭をつけた。
氏はアジャイルメソッドの初期からの支持者であった。人々、そして協調こそがソフトウェアプロジェクトを成功に導くと認識していた。
氏は多作な執筆者だった。その中にはソフトウェアエンジニアリングとソフトウェアプロジェクト管理に関する重要な著書がいくつもある。
氏は写真家でもあり、印刷物として出版された画像がオンラインで公開されている。
数多くの解説者がソフトウェアエンジニアリングに関する氏の貢献を偲び、そして論じる投稿をした。 Hacker Newsや、 Oleg Dulinや、 Slashdotにて読むことができる。
エドについて本投稿者(訳注:Shane Hastie)の個人的な思い出を述べさせてもらえば、 彼は非常に博識な人であり、自身の考えを喜んで共有していた。 異なる観点についていつでも聞く用意があり、多岐にわたるテーマについて議論することを楽しんでいた。
彼の逝去が惜しまれる。
読者の皆様はどうか自由に、エドを偲ぶコメントを追加していただきたい。
コミュニティコメント
ソフトウェア工学の勉強はエドワード・ヨードンからでした。
by Nonoshita Koji,
ソフトウェア工学の勉強はエドワード・ヨードンからでした。
by Nonoshita Koji,
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会社に入って本格的にシステムの開発をし、工学的な手法を知りたいと真っ先に勉強したのが、エドワード・ヨードンでした。構造化分析技法の本を読んで、仕様書の作成に使ってみたりしました。
それ以外にもデスマーチなどプロジェクト管理の面でも学ぶ本も勉強になりました。
米国は、エドワード・ヨードン、トム・デマルコ、ワインバーグなどソフトウェア工学で魅力的で多彩な人がいるのが今のITのリードを生んでいるのでしょう。
一時期、日本もソフトウェア工場で注目されたことがありましたが、日本のソフトウェア業界は工学になっているのでしょうか?