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F#ソフトウェア財団のプログラム紹介

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原文(投稿日:2016/11/07)へのリンク

F#ソフトウェア財団(F# Software Foundation)はF#に関する全ての活動を統括する。 これには技術面はもちろん,言語のプロモーションや,メンバーシップ・プログラムによるメンバーへのサービス提供も含まれる。 InfoQはReed Copsey, Jr.氏(財団の事務局長)に取材を行い,財団の役割や機能について質問した。

InfoQ: F#ソフトウェア財団の役割は何でしょうか?

Reed Copsey, Jr.氏: F#ソフトウェア財団のミッションは,F#プログラミング言語の宣伝,保護,改善,およびF#プログラマの国際的なコミュニティの成長の支援です。 もともとは小さな草の根組織でしたが,現在F#ソフトウェア財団は,約1200人で構成される米国の非営利組織となりました。 私たちは,F#利用者やF#に興味をもっている人が連携できるよう努力し,お互いに学べる仕組みを作ろうとしています。

InfoQ: メンターシップ・プログラムとはどのようなものか,どのように行われているのか教えてください。

RC氏:メンバーの教育と関連するので,メンターシップには力を入れています。 オンライン上にはたくさんの情報がありますし,カンファレンスも開催されていますが,ほとんどの人にとって最適な学習環境は,もっと小さく,親密なものでしょう。

メンターシッププログラムは,Education Working Groupによって,開発者の拡大を目指して始められました。 幅広い専門分野にまたがる開発者たちがメンターとなり,メンティーに対して1対1でトレーニングを行います。 このプログラムの特徴は,個別の要望に合わせて,深く学習できることです。

最初,私たちは,10人のメンターと,10人のメンティーで始めました。 これはとてもうまくいきました。 最近の開催では,大変大人数になっています。 およそ150人が参加し,42のペアを編成しました。 ペアリングした人の経験,場所,興味は非常に幅広く,世界中に広がっていました。 トピックは,F#を始めるところから,Web開発など特定の領域でのF#の利用,オープンソースへの貢献,さらにはF#コンパイラ自体に寄与することに焦点を当てたペアまでありました。 どのペアも数週間かけ,1週間に数時間をあてていました。メンターは,メンティーの学習や興味に集中できたようです。

InfoQ: 財団が提供するプログラムとして他には何かありますか?

RC氏:私たちのプログラムの殆どは教育とコミュニティにフォーカスしています。 私たちは,F#開発者が学習する上でのありとあらゆることを支援するよう,そして他の開発者に対してF#が開かれたものになるよう努力しています。

私たちのEngineering Working Groupは,F#を.Net Coreの1級市民とすべく,定期的な会合を開いています。 プロジェクトが新しいプラットフォームやプロジェクト構造にどのように移行する必要があるかを理解するために、専門家がコミュニティに対して指導しています。

私たちのSpeakers Programは,潜在的な講演者との連携にフォーカスしています。 これには,財団の講演者としての登録,聴講を希望する人との調整,講演者の移動費の支援などが含まれます。

私たちはちょうど,Affiliated User Groupを始めました。 これは,財団と公式に提携するための仕組みです。 リソースの提供や,イベントのプロモーションを手伝ってくださる方々のためのものです。 どちらのプログラムも,詳細はコミュニティページにあります。

InfoQ: 開発者がF#ソフトウェア財団に協力する方法にはどのようなものがありますか?

RC氏:どの開発者であってもできる大切なことは,メンバになることです(無料)。 メンバになると,どのプログラムに対しても参加でき,通知を受けられます。 他のメンバと連絡するためのツールも取得できます。 ツールは様々な場面で共同作業を助けてくれます。
- 初心者がハマりやすい疑問に答える。
- 協力可能なオープンソースプロジェクトを探す。
- コンパイラ設計などの応用トピックに関するディスカッションに参加する。
- 設計コンセプトに関してコミュニティに質問する。

これは,F#の普及を助け,人々がコミュニティに参加するのを助けてくれます。 財団に対しより積極的な役割を担いたい人には、多くの選択肢があります。 メンバになれば,Sustaining Memberとなることができます。 Sustaining Memberは,財団の運営に対し,直接参加することになります。

財団のワーキンググループへの参加は,どなたであっても歓迎です。 これは,日々の業務に直接関与しており、プログラム、活動などを支援します。 ワーキンググループは,協力してくれる方々のための仕組みを提供しています。 コード,プロジェクト管理,文書化,コミュニティ参加などです。

財団に協力したい方は,是非メンバになってください。 そうしたら自分自身で,あるいは理事会のメンバーとして参加していきましょう。

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