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GitLab 8.16が監視機能とGoogle Container Engineへの自動デプロイを採用

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原文(投稿日:2017/01/27)へのリンク

先月導入されたOpenShiftへのKubernetesの自動デプロイに続いて,GitLab 8.16では,Google Cloudへの自動デプロイが可能になった。さらに,イシュー検索やフィルタUIも改善され,監視ツールのPrometheusとSlack代替のMattermostが新たに追加された。

プロダクトVPのJob van der Voort氏によると,Google Container Engine(GCE)への自動デプロイが可能になったことにより,これまでよりさらに多くの開発者が,自動スケールCIの機能を使用した,GitLabインスタンスからKubernetesへのアプリの自動デプロイによるメリットを享受できるようになる。GitLabからGCE上のKubernetesへのデプロイは,GitLabによれば30分未満で完了できる作業だ。しかし非常に多くのステップを必要とすることが,プロセスを全体として困難なものにしている。

GitLab 8.16へのPrometheusの同梱は,GitLabにとって,GitLab CIの重要部分の監視というロードマップの第1歩となる。Prometheusによって,デプロイメントに関する初期フィードバックの収集と,問題の原因に対する自動復帰が可能になると期待される。CPUやメモリ,スループットなどの情報を提供可能なPrometeusコンソールに接続するには,まず最初に,プライベートなPrometheusサーバにポートフォワードをセットアップして,localhost:9090からアクセス可能にすることが必要だ。

kubectl -n gitlab get pods -l name=gitlab -o name | sed 's/^.*\///' | xargs -I{} kubectl port-forward -n gitlab {} 9090:9090

以下に,Prometheusに送信可能なクエリの例をいくつか挙げる。

  • メモリ使用率: (1 - ((node_memory_MemFree + node_memory_Cached) / node_memory_MemTotal)) * 100
  • CPU負荷率: 1 - rate(node_cpu{mode="idle"}[5m])
  • 送信データ: irate(node_network_transmit_bytes[5m])
  • 受信データ: irate(node_network_receive_bytes[5m])

その他,GitLab 8.16で注目すべき機能は,

  • イシュー検索とフィルタインターフェースが改善され,GitLabによれば,より自然で直感的なものになった。
  • マージ要求の承認の削除をサポート。
  • 既存の書き込み専用のデプロイキーに加えて,書き込み権限を付与するキーのデプロイをサポート。
  • 新しいmergeコマンドにより,イシューに対する説明やコメント内で/mergeと入力するだけで,PRをマージすることが可能になった。
  • 多数の改良と修正が実施されたGitLab Runner 1.10。
  • Mattermost 3.6がGitLabに同梱された。

GitLab 8.16は,いくつかのホスティングプロバイダ用のイメージやDockerコンテナ,OS固有のパッケージなど,さまざまな方法でインストールあるいはアップデート可能だ。

 
 

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