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マイクロプロファイルはEclipseマイクロプロファイルとなる

原文(投稿日:2017/02/07)へのリンク

マイクロプロファイルはコミュニティ主導でマイクロサービスの標準プラットフォームをエンタープライズJavaに提供している。マイクロプロファイルはEclipseプロジェクトになるためEclipseファウンデーションに加わった。 マイクロプロファイルがベンダー中立のプロジェクトであり続けることを保証し、Eclipseファウンデーションの資源と勢いを活用したいという目的での動きだ。この決定は欠点がないわけではないが、いくつかの議論を呼び一時的に他の目標への動きはそがれるだろう。

いくつかのJava EEベンダの協力から生まれたにも関わらず、マイクロプロファイルのチャンピオンはつねにベンダそれ自身から分け隔てておこうとした。マイクロプロファイルは参照プラットフォームになる。異なるベンダがそれに対して彼ら自身の実装を提供する。この理由で、Eclipseファウンデーションへの移行はマイクロプロファイルプロジェクトがそれを作る手助けしたベンダとの関係を断つ必要がある。知的財産はベンダからこのファウンデーションへ移行される。

けれども移行は簡単なプロセスではない。まず一方で、必要となる事務作業はむしろうんざりするほどである。マイクロプロファイルが従うべきパッケージ命名規則とそれでプロジェクトを公開することになるライセンスについて議論が起こってきた。最終的に、コントリビュータはEclipseファウンデーションの命名標準を受け入れた。一方ファウンデーションはプロジェクトの標準であるEPLではなくALv2でプロジェクトを公開することを受け入れた。他方では、マイクロプロファイル1.0が2016年9月にJavaOneで発表されて以後、こうした作業が必要なため新しいバージョンのリリースに注力できないでいる。バージョン1.1は当初2016年末と予想されていたが、チームは現在今年の第1四半期か第2四半期と考えている。

ファウンデーションへのマイクロプロファイルの移行についての議論はマイクロプロファイル主導が発表されたすぐ後、2016年8月に始まった。ApacheソフトウェアファウンデーションとEclipseファウンデーションのどちらにするか熟考した後、コミュニティは結局Eclipseファウンデーションに決定した。公式な依頼は2016年11月に提出された。ファウンデーションが公式に受理したのはおよそ1ヶ月後だった。

 
 

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