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AmazonがAuroraのクロスリージョンの暗号化されたレプリケーション機能を追加

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原文(投稿日:2017/04/13)へのリンク

AmazonはMySQL互換のデータベースであるAuroraのアップデートを発表した。このアップデートではクロスリージョンのスナップショットコピー、暗号化されたデータベースのクロスリージョンレプリケーション、暗号化されたスナップショットのアカウント間の共有、サポートするリージョンの追加、T2.smallインスタンスのサポートが含まれる。

クロスリージョンのスナップショットコピー

Amazonのリージョンを跨いだスナップショットのコピーは以前にサポートされており、AWS Management Consoleから自動、または手動でコピーの作成ができる。データベースのスナップショットの暗号化は今回のアップデートでサポートでされるようになった。暗号化を有効にするとAWS KMS暗号化キーに関わる制約がある。

同じリージョン内で暗号化されているスナップショットをコピーする場合、元のスナップショットと同じ KMS 暗号化キーを使用してコピーを暗号化できます。または、別の KMS 暗号化キーを指定できます。リージョン間で暗号化されているスナップショットをコピーする場合、KMS キーはリージョン固有のため、ソーススナップショットに使用されているのと同じ KMS 暗号化キーをコピーに使用することはできません。代わりに、ターゲット AWS リージョンで有効な KMS キーを指定する必要があります。

画像の元: https://aws.amazon.com/blogs/aws/amazon-aurora-update-more-cross-region-cross-account-support-t2-small-db-instances-another-region/

暗号化されたデータベースのクロスリージョンレプリケーション

新しいAuroraのインスタンスを準備するとき、開発者は暗号化機能を有効にできた。最近のアップデートで開発者は他のリージョンに暗号化されたデータベースのリードレプリカを作ることができる。AWSのチーフエバンジェリストであるJeff Barr氏はこの機能の利点を次のように説明する。

暗号化されたデータベースのクロスリージョンレプリケーション機能を利用することで、マルチリージョン、高可用なシステムが構築可能になりますし、ユーザに近い位置にデータを移動することも可能です。

既存のDBインスタンスを選択してメニューからCreate Cross Region Read Replicaを選び、レプリケーション先のリージョンを選べばこの機能を有効にできる。レプリケーション先のリージョンには、2つ以上のアベラビリティゾーンを含むDBサブネットグループが必要だ。

画像の元: https://aws.amazon.com/blogs/aws/amazon-aurora-update-more-cross-region-cross-account-support-t2-small-db-instances-another-region/

暗号化されたスナップショットのアカウント間の共有

定期的、あるいは自動のスナップショットを構成することはAurora DBでは新しい機能ではない。今回のアップデートでは、デフォルトのRDSのキーではないマスターキーで暗号化されたスナップショットを他のAWSアカウントと共有できるようになった。

画像の元: https://aws.amazon.com/blogs/aws/amazon-aurora-update-more-cross-region-cross-account-support-t2-small-db-instances-another-region/

US West (北カリフォルニアリージョン)が利用可能に

Amazon Aurora DBのインスタンスがUS West (北カリフォルニア)で起動できるようになった。以下のリージョンではすでに利用できる。

  • US East (Northern Virginia)
  • US East (Ohio)
  • US West (Oregon)
  • Canada (Central)
  • EU (Ireland)
  • EU (London)
  • Asia Pacific (Tokyo)
  • Asia Pacific (Sydney)
  • Asia Pacific (Seoul)
  • Asia Pacific (Mumbai)

T2.Smallインスタンスが利用可能に

Auroraは様々なCPUとメモリの構成で配置できる。Amazonは今回小さなインスタンスでの提供を開始する。

開発とテストの環境、そして軽量なワークロードに最適なインスタンスです。Amazon Auroraのある種の機能を活用するために使うこともできるでしょう。

Aurora DBの価格はAmazonの料金ページで確認できる。

画像の元: https://aws.amazon.com/blogs/aws/amazon-aurora-update-more-cross-region-cross-account-support-t2-small-db-instances-another-region/

 
 

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