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Google、パブリックインターネット接続を担うEspressoについて発表

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原文(投稿日:2017/04/08)へのリンク

Open Networking Summitにおいて、Googleのエンジニアたちが、Espressoというピアリングエッジアーキテクチャを含むSDN(Software Defined Networking)戦略について語った。GoogleフェローのAmin Vahdat氏とDistinguished EngineerのBikash Koley氏は、2年かけて実証されてきたように、この技術は「かつてないスケールと柔軟性と効率」を実現していると述べた。

Googleは全インターネットトラフィックの25%以上を生み出しており、世界中にあるISPとのコネクションに依存している。これらISPとのコネクションを改善するためには、既存のインターネットプロトコル以上のものが必要になる。EspressoはGoogleのSDN戦略における第四の柱であり、ピアリングコネクションの性能と可用性を最適化することにフォーカスしている。

Espressoは、静的な解析やルーティングパスに頼る代わりに、エンドツーエンドのネットワークコネクションをリアルタイムに測定することで、どこからコンテンツを提供するか動的に選択する。これにより、エンドユーザーはより高品質な体験を得ることができ、Google Cloudは一般のインターネットよりも高い内部可用性と性能を実現することができる。

またEspressoは、個々のルーター「ボックス」という概念を分散システムに置き換える。Googleの大規模コンピューティングインフラストラクチャ、何千ものルーターで実現できるよりも複雑なトラフィック分析を実行する。

EspressoはGoogleのSDN戦略の全体目標に沿っており、Googleのコンピュートおよびストレージシステムと同じような管理と制御を用いて、ネットワークを大規模な分散システムとして扱っている。

Espressoは、Googleの他の3つのSDNコンポーネント、JupiterB4Andromedaに加わるものだ。EspressoはISPとのピアコネクションを扱い、Jupiterはデータセンター内のトラフィックを処理し、B4はデータセンター間のコネクションを解決する。Andromedaはネットワーク機能仮想化スタックで、モニタリング機能と管理機能を提供する。

 
 

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