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Next.js 2.0リリース

原文(投稿日:2017/03/31)へのリンク

人気のあるユニバーサルReactフレームワーク、Next.jsのバージョン2.0がリリースされた。彼らはシンプルさを保ちながら、必要な機能を追加しようとしている。

バージョン1は基本的でわかりやすかったが、やや高度だけれどもよくあるシナリオに対応していなかった。Next.jsはシンプルさを原則としており、Reactコンポーネントをpagesディレクトリに置くだけで、自動的にページをルートテーブルに追加する。これは開発者にとってやさしいのだが、ルーティングとURLをカスタマイズする仕組みが提供されていなかった。バージョン2では、デフォルトの動作はそのままだが、開発者が独自のサーバーコードを使えるようになる。

新しいReact開発者がよくつまずくのは、コンポーネントにCSSスタイルを適用しようとしたときだ。Reactは独自のスタイル言語を使っているため、通常のCSSに慣れた開発者はバグにはまることがある。この問題を解決するために、Zeitはstyled-jsxと呼ばれるCSSとJSXのマッシュアップを導入した。開発者はこれを使うことで、Reactコンポーネント内にそのコンポーネントのみに適用される標準のCSSを書けるようになる。Next.jsは独自のBabel変換を使って、styled-jsxをReactが必要とする形にトランスパイルする。

React Conf 2017で、Zeit CEOのGuillermo Rauch氏は、Next.jsを選ぶ理由について次のように説明した。

React開発をずっとはじめやすくなります。そして同時に、本当に本当にシンプルになります。やっていることの多くは、かつてのWebの様々な振る舞い方とヘビーでファットなクライアントにある新しいワクワクする可能性とをマージすることです。

新しいJavaScriptフレームワークはNext.jsだけではない。ますます増えつつある、Reactアプリ構築の複雑さを軽減するツールの一つにすぎない。Next.jsは開発者に無数の選択肢を与える代わりに、事前に下されたいくつかの判断をもとに作られている。このチームにとってのチャレンジは、シンプルさとより高度な開発者のニーズとのバランスをとることにある。

Next.jsについて詳しくは、GitHubにあるプロジェクトをチェックしよう。

 
 

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