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JenkinsはBlue Ocean 1.0のリリースで模様替えをした

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原文(投稿日:2017/04/25)へのリンク

Jenkinsは、世界中の開発チームが継続的インテグレーションと継続的デリバリのパイプラインのために使っている人気のあるオープンソースの自動化サーバであるが、最近Blue Ocean 1.0の一般提供を発表した。

2016年5月に初めてプロジェクトを発表したあと、James Dumay氏は公式にリリースを発表し、直近のブログ投稿で新機能の概要を解説した。

Blue Oceanは、どんな大きさのチームでも継続的デリバリにアプローチできるよう手助けするために新規に構築したJenkinsを使う際に、開発者にとってまったく新しくモダンで楽しい手段となります。 Jenkinsのプラグインとして簡単にインストールでき、Jenkinsパイプラインに簡単に統合できます。今日から実際に利用できます。9月のJenkins World 2016でベータを開始して以来、現在Blue Oceanを利用する7400以上のインストールがあります。これはすべてのJenkins開発者とユーザコミュニティのサポートなしではできませんでした。

新機能は次のようなものだ。

  • パイプラインエディタ: 直感的でビジュアルなパイプラインエディタを使って開始から終了までの継続的デリバリのパイプラインを作成する。
  • パイプラインの可視化: パイプラインを視覚的に表現する。組織全体に渡る継続的デリバリのプロセスにおける明瞭さを改善する。
  • パイプライン診断: ログを通じて絶え間なくスキャンしたり、多数のスクリーンを検索したりする必要なく即座に自動化の問題を探し出す
  • パーソナライズされたダッシュボード: ユーザは自分たちにとって重要なパイプラインを見れるようにダッシュボードをカスタマイズできる。
  • Github連携: パイプラインはすべての機能ブランチやプルリクエストに対して実行される。そのステータスはGithubへ報告を返す。そのため変更が作業を必要とするかそれとも先に進んでよいかをチーム全体が知れる。

Blue Oceanの名前は書籍"ブルー・オーシャン戦略"を元にしており、プロジェクトの意図はこの本でカバーされているコンセプトに密に関連している。

世界は純粋に機能的な開発者ツールから"開発者体験"の一部となる開発者ツールに移っています。すなわち、もはや1つのツールについてではなく、開発者が1日中使う多くのツールについてであり、開発者の役に立つワークフローを達成するためにどのようにともに作業するのかについてです。開発者ツールの企業、たとえばHerokuやアトラシアン、Githubといったところはよい開発者体験のために検討することに対するレベルを引き上げました。開発者はますます非常に優れた設計を期待するようになっています。ここ数年間開発者は機能的なだけでなく彼らのワークフローにシームレスにフィットし、使っていて楽しいツールにより急速に惹きつけられるようになっています。この移行はJenkinsが満たす必要がある設計とユーザ体験のより高い標準の一例です。

既存のJenkinsインスタンスはインストール後にいかなる追加設定も要求すべきではありません。初期リリースが既存のパイプラインジョブの可視化を対象とする事実のために、ユーザはパイプライン設定のために、もしくは非パイプラインジョブを管理するためにクラシックUIに切り替える必要があるだろう。やがてこの必要を少なくする意図はある。フリースタイルジョブは互換性があるが現在新しいパイプライン機能のどんなものからも利点を得ていない。

Jenkins開発者とプラグイン作者のために、新しいリリースは新しい"Jenkinsデザイン言語"や現代的なJavaScriptツールチェイン、クライアントサイト拡張ポイントとServer Sent Eventを導入する。

Blue Oceanはどんな既存のJenkinsインスタンスでも利用できる(バージョン2.7以降)。これはプラグインとしてインストールされ、必要があればクラシックなJenkins UIへ切り替えることができる。代わりに、JenkinsプロジェクトはBlue Oceanを内蔵するDockerコンテナを発表する。

 
 

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