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マイクロソフトがVS CodeのJavaデバッガをオープンソースに

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原文(投稿日:2017/11/16)へのリンク

Visual Studio Code (VS Codeとしてよく知られている)は、マイクロソフトが出しているフリーでクロスプラットフォームなコードエディタだ。9月にリリースしたJavaデバッガのコードをオープンソースにした。VS CodeはJavaScriptやTypeScript、Node.jsへのネイティブなサポートを搭載しており、その上他言語(たとえばC++、C#、Java、Python、PHP、Go)への幅広いサポートを提供する。しかしもっとも広く使われている言語という観点で、リストから除外されていたものはかつてJavaだった。

この欠点は去年レッドハットが埋めた。VS Codeへの拡張機能をリリースしたからだ。これがJava言語のサポートを提供した。今年の9月、レッドハットは100万人以上の人がこの拡張機能をダウンロードしたと発表した。 、その数はその後わずか1ヶ月余りで160万人になっている。レッドハットはユーザとコントリビュータに感謝を示し、'友人からデバッガがもたらされる'ことを期待するようにと人々に述べた。

謎の'友人'はマイクロソフトと判明し、レッドハットの投稿に続いてJavaデバッガをリリースしたことを発表した。同時にJavaサポート機能をすべて1つのダウンロードに同梱したJava拡張機能パックもリリースしている。

1ヶ月後、マイクロソフト所属のJavaツールとサービスのプログラムマネージャであるXiaokai He氏はデバッガが“月間でもっともはやった拡張機能”となり、125,000以上のダウンロードがあったこと、そしてJavaデバック拡張とバックエンドのJavaデバックサーバを両方ともオープンソースにすると投稿した。2つのプロジェクトとも今Githubにある。

Xiaokai氏はVS Codeチームの目標はVS CodeをJava初学者やJavaをたまに書く人、他の言語も書くJava開発者も、そしてコードエディタが提供する他の機能も好むよりプロフェッショナルなフルタイムJava開発者も両方とものためのツールにすることであるとInfoQに述べた。このことから、私たちはVS CodeにさらなるJava拡張機能が提供されると期待できる。1つの例としてJUnitサポートといったことだ。

彼はこう述べている。Java拡張機能をオープンソースにしたことはVS Code自身がオープンソースでありJavaデバッガが他のオープンソースプロジェクト(Eclipse JDT Language Server)に依存するので意味がある、と。彼は拡張機能作成においてJavaコミュニティと関わり、レッドハットと協力するといったことでオープンソースプロセスもチームを大いに助けてくれていると付け加えている。

 
 

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