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Vue.jsアプリケーション汎用フレームワークのNuxt.jsが1.0に到達

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原文(投稿日:2018/01/17)へのリンク

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多彩なVue.jsアプリケーションの構築が可能なフレームワークのNuxt.jsが、1.0リリースに到達した。サーバ側レンダリングアプリケーションやシングルページアプリケーション、あるいは静的に生成されたWebサイトとして実行可能なVue.jsアプリケーションが、短期間で簡単に開発できるというフレームワークだ。

Nuxt.jsは、サーバ/クライアント配置の詳細を抽象化することで、開発者がアプリケーション開発に集中できるようにする。Vue.jsアプリケーションがサーバ上でシームレスにレンダリングするために必要なコンフィギュレーションをすべてプリセットし、シングルページアプリケーションとして最初のページが読み込まれた後のアプリケーションのハイドレーションを処理する。

Nuxt.jsには、非同期データ管理やミドルウェア、レイアウトといった、すぐに使える便利なツールも幅広く用意されている。バンドリングやコード分割、縮小(minification)を処理するためのvueローダや、babelローダを使用したwebpack設定も、フレームワークが自動的に生成してくれる。スタンドアロンアプリケーションで使用することも、既存のnode.jsアプリケーションにライブラリとして統合することも可能なフレームワークだ。

Nuxt.jsは、React開発をターゲットとした同様のフレームワークであるNext.jsが2016年10月にリリースされて以来、その開発が続けられてきた。これら2つのフレームワークはいずれも、ReactやVueといった高度なJavaScriptフレームワークで必要となるサーバ側レンダリングのコンフィギュレーションから、一部の設定や手間を省略することを目標にしている。

CSS TricksのNuxt.jsに関する記事の中で、Sarah Drasner氏は、サーバ側レンダリングや自動コード分割、強力なルーティングシステム、ページ遷移の容易さ、Vueファイルベースのページとレイアウトといった特徴とともに、これらすべてがアウトオブボックスで使用可能な点でもNuxtを高く評価している。

Nuxt.jsには、アプリケーションライフサイクルへのアクセスが必要な外部のJavaScriptライブラリを統合するためのプラグインシステムや、さらに複雑な機能を再利用するためのモジュールシステムが装備されている。Nuxt.jsアプリケーションに短時間で統合可能なオープンソースのモジュールやエクステンションを開発する、アクティブなコミュニティの存在も重要だ。

リリースを伝えるブログ記事の中で、Nuxt.jsを開発したコアデベロッパのSebastien Chopin氏は、Nuxt.js開発チームが現在、ドキュメントの改善とコミュニティリソースに力を入れていることを報告している。

新規ユーザを支援するために、チュートリアルとビデオを用意する予定です。さらに、新ツールのcreate-nuxt-appを完成させて、すべてのスタータテンプレートを一元化します。

入門資料を探している開発者には、Nuxt.jsガイドで機能やアーキテクチャ、全体の思想などを学んだ後に、Sitepointにある詳細なチュートリアルを一通り試したり、API資料の詳細を探したりするとよいだろう。

 
 

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