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CodefreshがKubernetes用CLIをリリース

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原文(投稿日:2018/01/31)へのリンク

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Codefreshは、Dockerパイプライン内またはローカルマシンからCodefresh APIにアクセスして、Codefreshの遠隔操作を行なうことのできるコマンドラインインターフェース(CLI)をリリースした。

CodefreshはDockerイメージの構築とテスト、Kubernetesクラスタへのデプロイを行う、Dockerネイティブな継続的デリバリおよびDevOps用プラットフォームで、継続的なユニット、統合、UIの各テストと、クラウドへのデプロイ機能を提供する。KubernetesはDockerなどのアプリケーションコンテナのデプロイとスケールアップ、管理を自動化する、オープンソースのプラットフォームである。

Codefreshの共同創設者でCEOのRaziel Tabib氏は、次のように言う。

CodefreshはDevOpsツールチェーンのフロントエンドを提供します。今回のリリースでは、コマンドラインツールにその機能を公開しています。個人的な好みの問題ですが、ユーザインターフェースにおけるコマンドラインインターフェースは、コミュニティにおいて重要な部分を担うものです。Kubernetesのコマンドラインでは実行できないことを、このツールは可能にします。

CLIは、同じパイプラインを異なる値で複数回、並行的に実行するマトリックスパイプラインの構築を可能にする。例えばひとつのリリースを異なるアーキテクチャ用に、一度に構築、テストすることができる。接続されたDockerレジストリを公開して、すべてのイメージにアノテーションを設定し、すべてのイメージの検索とレビューを行なえば、複数のレジストリのイメージを管理することも可能だ。さらにこのCLIでは、Helmチャートのインストールとアップグレードを行って、Codefreshに接続したKubernetesクラスタと併用することもできる — HelmはKubernetesのパッケージマネージャである。Codefresh CLIはnode.jsを使って開発、構築されている。

Helmチャートを使うことで、アプリケーションの自動プロビジョニング、総合テストの実行、カナリアデプロイメントといったプロセスの自動化が可能になる。継続的デリバリのパイプライン内にプラットフォームを置くことも可能だ。これにより、ソフトウェアの更新をステージングサーバにプッシュしてテストを実行しなくても、自動化されたパイプラインが必要に応じて環境にサインアップして、テスト用にアプリケーションをロードしてくれる。

CLIの実行ファイルはプロジェクトのGitHubから、npm/yamパッケージマネージャやシェル補完を使用してダウンロードすることができる。CodefreshのDockerイメージを使って、DockerHub上で実行することも可能だ。

2018年中には、さらに2つのオープンソースプロジェクトに対応する予定だ。

  1. Istio — Kubernetsの上に位置するプロキシおよびマイクロサービス管理レイヤで、Helmチャートと併用することにより、カナリアやBlue/Greenといったデプロイメント戦略のセットアップが可能になる。
  2. オープンソース管理ソリューションのPrometheusにより、アプリケーション状況の監視が可能になる。
 
 

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