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IBMがパブリッククラウドで初となるベアメタルKubernetesを提供

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原文(投稿日:2018/03/23)へのリンク

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IBMは、業界初のベアメタルKubernetesをマネージドサービスとして提供する。それは、IBM Cloud Container Serviceを通して提供される。このサービスにより、開発者およびデータサイエンスチームは、ベアメタルのクラウドインフラストラクチャ上で直接動作するフルマネージドのKubernetesクラスタ上にコンテナをデプロイできる。

開発者は以前、Kubernetesのインストールと操作にかなりの量の設定と管理が必要であったため、課題に直面していた。しかし、マネージドサービスとしてKubernetesを実行することで、健全にクラスタを運用するための開発者の専門知識と費やす時間が少なくて済む。それは、自動プロビジョニングや更新、基盤となるインフラストラクチャのインテリジェントなスケーリングなどの機能があるためである。

Kubernetesをベアメタルで実行することにより、IBMマネージドサービスを使用する開発者は、コンテナを実行するための専用インフラストラクチャを利用できるという利点がある。基礎となるコンピューティングファブリックを共有しないことで、ハードウェアの独立性、セキュリティの強化、パフォーマンスの向上が実現できる。IBMのWatsonとCloudのCTOであるBryson Koehler氏は、TechCrunchの記事で、ベアメタル上でのKubernetesの立ち上げについて述べている。

これらのマシンにGPUを接続できるようになり、今では多くの企業が実験を開始している機械学習と高性能コンピューティングのワークロードを実行できるようになっています。企業がクラウドに移行するワークロードの種類を見ると、ベアメタルは独立性と柔軟性の面で大きな利点があります。

IBMはKubernetesのサービスを開始して以来、Kubernetesをサポートしている。最近はプラットフォームのセキュリティとスケーラビリティの強化に努めている。その例として、Istioを構築するために、GoogleとLyftと協力して行った作業が挙げられる。Istioは「マイクロサービスの接続、管理、セキュリティのためのオープンなプラットフォーム」を提供することを目指すサービスメッシュ制御プレーンである。他の例として、Kubernetesをベアメタルに持ち込んでいる。IBM Cloud PlatformのVPであるJason McGee氏はブログで次のように述べている。

高性能が要求されるワークロードを満たすために、独自のコンテナサービスを進化させることは、コンテナの利用を促進し、クラウドをデータ用に設計するためのもう一つのステップとなります。Kubernetesをベアメタルに持ち込むことで、組織はデータ、アプリケーション、ワークロードからさらなる価値を抽出できるようになります。そして、次世代のテクノロジを定義する機械学習などの分野で、燃料の革新を促進できます。

パブリッククラウドプロバイダのAmazonとMicrosoftはそれぞれ、マネージドサービスとしてKubernetesを提供する。AWS Elastic Container service for Kubernetes (EKS)Azure container service for Kubernetes (AKS)である。ただし、どちらも公開プレビュー版としての利用のみとなる。述べておくべきことであるが、ベアメタル上で直接クラスタを実行する機能はまだない。非常に競争の激しいクラウドコンピューティング業界の中で、この最新のオファリングによって、おそらくIBMが一歩先に進んでいる。

 
 

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