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Azure Cosmos DB における MongoDB の Aggregation 機能がパブリックプレビューになったことを Microsoft が発表

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原文(投稿日:2018/03/17)へのリンク

A note to our readers: You asked so we have developed a set of features that allow you to reduce the noise: you can get email and web notifications for topics you are interested in. Learn more about our new features.

昨年11月、Microsoft は Azure Cosmos DB にて MongoDB の機能をより強化することを発表した。Cosmos DB サービスの最新バージョンでは、Microsoft は MongoDB 集計パイプラインサポートのプレビューを伴い、開発者が複雑なクエリを作成し、‘集計ステージ‘という複数の集計を組み合わせてデータ処理ができる。

Microsoft が提供する Azure Cosmos DB はグローバル分散したマルチモデル、マルチ API のデータベースサービスだ。マルチモデルには Graph、カラムファミリー、Key-Value、ドキュメントのサポートが含まれる。マルチモデルのサポートにより、MongoDB APIを含む複数のタイプのAPIがサポートされる。これには Mongo アプリケーションが Cosmos DB とネイティブで疎通できることを意味する。 さらに、Cosmos DB 用の MongoDB API では MongoDB ネイティブの機能が組み込まれている。マルチモデルのサポートは MongoDB API を含む複数の API をサポートすることからきており、Mongo アプリケーションが Cosmos DB に従来通りの手法でアクセス可能としている。さらに MongoDB API for Cosmos DB に対し MongoDB の組み込み機能が複数含まれている。

Mongo は Map-Reduce の代わりに集約パイプラインを開発し、これにより軽量で自然なプログラミングモデルを提供している。本機能は Microsoft が従来型の MongoDB から Cosmos DB に移行を促すため Cosmos DB に組み込んだ機能の一つだ。さらに、Cosmos DB エンジニアリングチームは 顧客が Cosmos DB に直接要求している MongoDB の組み込み機能を開発している。Azure Cosmos DB は Mongo DB 組み込み機能全てを完全にサポートしていないが、それに向けて調整を行っている。 Channel 9 で公開されている Azure Friday シリーズのWhat’s New in Azure Cosmos DB’s API for MongoDBエピソードでは Cosmos DB エンジニアリングチームの Emily Lawton 氏が Scott Hanselman 氏に次のように述べている。

我々はこの数ヶ月間でいくつもの新機能を開発したので、同機能を利用することで Mongo の利用者は複雑かつ高性能なアプリケーションの開発が Cosmos で可能になった。更に、Mongo で人気の高い機能全てをサポートすることに投資を行っており、開発者が Mongo から簡単に移行ができると自信をもって言える。そのために Cosmos では適切なツールやリソースもサポートしている。

MongoDB 集約パイプラインではクライアントに結果が到達する前に多くのデータ処理はサーバー側で終了する。この機能の重要な利点は回線を通じたデータ転送量を削減できることであり、クライアント側は管理しやすい大きさのデータを受け取ることができる。典型的な集計パイプラインは MongoDB インスタンス内のレコードを発見し、マッチング、グルーピング、カウントを一つのクエリで実行することができる。


Image source: https://azure.microsoft.com/en-us/blog/azure-cosmosdb-extends-support-for-mongodb-aggregation-pipeline-unique-indexes-and-more/

MongoDB の集約パイプラインは集計コマンドである aggreate、count、distinct または別名を使用して、集計式、集計アキュムレータ、演算子を用いた一つ以上の集計ステージを使用して構築される。更に詳細を確認するには Microsoft Website のドキュメントを確認してほしい。

オープンソース MongoDB クライアントドライバを利用することで、Consmos DB の MongoDB API を利用した通信が可能になる。集計パイプライン機能のサポートは現在パブリックプレビューであり、Azure Portal における MongoDB API のプレビュー機能ページにて機能を有効化できる。

 
 

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