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The Linux Foundationの新たなレポートでDevOpsスキルの需要の高さが明らかに

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原文(投稿日:2018/04/30)へのリンク

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The Linux FoundationとハイテクキャリアハブのDiceによるOpen Source Jobs Reportでは、2,000以上のITオープンソース専門家とIT採用マネージャのうち、DevOps人材に対する需要が60パーセントを占めている。DevOpsのスキルは、クラウド/仮想化(60パーセント)とアプリケーションプラットフォーム(59パーセント)とともに、求められるオープンソーススキル(57パーセント)のトップ3を構成する。レポートによると、

クラウドとDevOpsの業務においては、Linuxが基盤にあるという前提がますます高まっています。一般的なDevOpsツール(Chef、Puppet、Ansible)はいずれもオープンソースとして開発され、Windowsサポートが後から加えられたものです。

フルタイムの雇用を求める企業の数は、2016年の53パーセントに対して2017では60パーセントに増えているが、経済政策がフルタイム雇用の増加を促していると答えた雇用管理者は、2017年の報告書では43パーセントと、前年の57パーセントよりもダウンしている。

42パーセントの企業が自社の雇用ポートフォリオにDevOpsを追加する必要を感じており、雇用管理者の50パーセントが認定プロフェッショナルの雇用を望んでいる。従業員の認定取得を資金援助する企業は47パーセントとなり、昨年の1/3よりも増加している。認定をまったく資金支援しない企業が21パーセントに過ぎない(2016年の30パーセントから減少)一方で、従業員をトレーニングするインセンティブとして、 さらなるトレーニングや認定の機会を増やす計画を持つマネージャが33パーセントに達し、昨年の26パーセントより増加している。オープンソース専門家の76パーセントは、認定が自身のキャリアに役立った、と答えている。

DevOpsエンジニアは雇用者が最も多く求めるスキルのひとつで、雇用者の60パーセントが雇用する予定であると回答している — その他の2つは開発者の73パーセントと、システム管理者の53パーセントである。Glassdoor(米国の企業レビューサイト)が先日発表した“50 best jobs in America in 2018”レポートでは、“DevOps Engineer”が第2位にランクインしているが、これはマーケットでの位置付けが難しい仕事である。Hydrosphere.ioのCTOで、Squadex.comのDevOps実践を指揮するStepan Pushkarev氏は先頃、“Do Not Hire a DevOps Engineer”と題する記事を執筆した。

考えてみれば、DevOpsエンジニアというポジションは実際には存在しませんし、ポジションでも役職でもないのです。架空の存在であるDevOpsエンジニアを探すのに、何ヶ月も費やす必要はありません。

TechRepublicAlison DeNisco Rayone氏は、DevOpsエンジニアの10のスキルを挙げて、次のように説明する。

DevOpsエンジニアは2017年、給与や役職の数、成長の機会において、米国で最高の職種のひとつとして選ばれています。Indeedによると、これらのポジションは過去数年間、106パーセントで成長しており、ベース給与の平均は123,165ドルに達しています。

記事の中では、DevOpsインシデント管理と警告プラットフォームのVictorOpsのデベロッパアドボケートであるMatthew Boeckman氏による、次のような発言が引用されている。

それぞれの作業環境に必要な技術的スキルは多数ありますが、DevOpsエンジニアリングの現実は特に変化の激しいものです。開発パイプライン、システムアーキテクチャ、あるいはインシデント管理のいずれにおいても、DevOpsエンジニアは常に新しい技術や複雑な問題、ダイナミックな役割に挑み続けることになります。

その一方で、Adobeの開発エコシステムの責任者であるMatt Asay氏は、The Registerの自身のコラムで次のように述べている。

思想を購入したり、あるいは雇用することはできません。DevOpsを役職名に持つみなさん、あなた方は間違っています。“DevOpsエンジニア”という職種を目指している雇用者のみなさん、あなた方もひどく誤解しています。結局のところ、SliceのエンジニアリングディレクタであるBrian Guthrie氏(現在はMeetUp)が唱えるように、“DevOpsは役職やソフトウェアツール、チーム名、あるいは魔法の企業における妖精の粉では”なく、“継続的インテグレーションを運用に導入するための一連のプラクティス”なのです。'

 

 

 
 

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