BT

最新技術を追い求めるデベロッパのための情報コミュニティ

寄稿

Topics

地域を選ぶ

InfoQ ホームページ ニュース AWS IoT Analyticsが一般向けに利用可能に

AWS IoT Analyticsが一般向けに利用可能に

ブックマーク

原文(投稿日:2018/05/08)へのリンク

読者の皆様へ:ノイズを減らすための一連の機能を開発しました。関心のあるトピックについて電子メールとWeb通知を受け取ることができます新機能の詳細をご覧ください。

Amazonは、IoTデバイスから収集されたデータの高度な分析を提供するAWS IoT Analyticsサービスの一般向けの提供を開始した。昨年のre:Invent会議でAmazonはAWS IoT Analyticsの最初のプレビュー版をリリースした。このカンファレンス以来、このサービスは、Amazonが推奨するIoTにフォーカスしたサービスである。
プレビュー版のリリース以来、Amazonはサービスを改善してきた。AWSの上級テクニカルエバンジェリストであるRandall Hunt氏は、AWS IoT Analyticsサービスのリリースに関するブログで次のように述べている。

AWS IoT Analyticsチームは、サービスのプレビュー中に受け取った顧客からのフィードバックの対応を繰り返すことで、多くの新機能を追加しました。例えば、BatchPutMessage APIを使って外部ソースからデータを取り込む機能、格納されたデータに対するデータ保持ポリシーを設定する機能、 そして、SampleChannelData APIを使って、既存のデータを再処理し、パイプライン結果をプレビューし、チャネルからのメッセージをプレビューする機能があります。

AWSの顧客は、チャネルを使ってデータを取り込むためにAWS IoT Analyticsを活用できる。チャネルは、メッセージを送信する外部ソースまたは既存のIoT Core MQTTトピックのエントリポイントとして機能する。次にパイプラインによって、データ処理が、アクティビティと呼ばれるさまざまなステップを通して行われる。データ処理として、例えばラムダ関数を呼び出してメッセージコンテンツに対して複雑な変換をしたり、あるいは、IoTコアからのデータを合わせて補強する。処理されたデータの出力は、データクエリ用に最適化されたデータストアに送られる。顧客は、データストアに対して手動か、定期的なスケジュールでクエリを実行してデータセットを作成することができる。最後に、Amazon SageMakerがホストしているJupyterノートブックでは、顧客はカスタムコードでデータを分析したり、データ上にMLモデルを構築してトレーニングすることもできる。


出典: https://aws.amazon.com/iot-analytics/

ユーザは、コンソールまたはCommand Line Interface (CLI)を使用して、AWS IoT Analyticsサービスインスタンスを設定できる。その後、ウィザードを使用して、チャネルを指定し、アクティビティを使ってパイプラインを作成し、パイプラインの結果を出力するデータストアを作成する。さらに、ウィザードによって、データセットを作成し、データからSageMakerを搭載したJupiterノートブックにモデルを作成するように案内される。ユーザは、異常検出やアウトプット予測など、AWSが提供するテンプレートを活用できる。さらに、データセットに対してQuickSightを使ってビジュアライゼーションを構築することもできる。


出典: https://aws.amazon.com/blogs/aws/iot-analytics-now-generally-available/

AmazonがIoTにフォーカスしたサービスとしてAWS IoT Analyticsを推進することで、同社はIoT製品に多額の投資を行ったMicrosoft、Google、IBMなどのいくつかのベンダーと競合する。MicrosoftはAzure IoT Suiteを提供している。Azure IoT Suiteは、IoT Hubのような接続のためのAzureサービスと、Stream AnalyticsやMachine Learningなどの分析ツールで構成されている。さらに、Cloud IoT Coreを最近リリースしたGoogleは、完全なIoTソリューションを提供している。IoTコアは、数百万のデバイスとの接続を管理できるようにするだけでなく、Google Cloud Dataflow、Google Cloud Machine Learning Engine、BigQueryなどのGoogle Could Platformデータ分析サービスとのインテグレーションも提供する。最後に、IBMにはWatson Internet of Things (IoT)があり、これも接続性と分析機能を提供する。

AmazonはAWS IoTサービスの料金を従量課金としており、最初の12ヶ月間が無料となる顧客もいる。また、US East (N. Virginia)、US West (Oregon)、US East (Ohio)、EU (Ireland)でサービスが提供されており、今後のリリースで利用できるようになる予定の地域もある。 AWS IoTアナリティクスの詳細については、ドキュメントを参照してください。

 
 

Rate this Article

Adoption Stage
Style
 
 

この記事に星をつける

おすすめ度
スタイル

BT