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コラボレーション開発を実現するVisual Studio Live Share

原文(投稿日:2018/05/08)へのリンク

読者の皆様へ: 皆様のご要望にお応えするべく、ノイズを削減する機能セットを開発しました。皆様が関心をお持ちのトピックを、EメールとWeb通知で受け取ることができます。新機能をぜひお試しください。

Microsoft Build初日の基調講演で、新しいVisual Studio Live Shareエクステンションが公開された。現在は公開プレビュー版が提供されている。Live Shareは、開発者間のリアルタイムで双方向のコラボレーションを提供する。どちら側のコンピュータも、リポジトリを共有したり、あるいは開発環境をセットアップする必要はない。Visual Studio 2017の他、MacやLinuxマシンを含むVS Codeでも利用可能で、言語やコードベースを選ばずに動作する。

デモでは、一般的なユースケースとして想定されている、二人の開発者によるデバッグセッションの共有が紹介された。Mac上のVS CodeでAngularアプリを開発中の開発者がバグに突き当たって、支援を求めるために新たな共有セッションを生成し、IMを通じてもうひとりの開発者にリンクを送信する。もう一人の開発者がリンクを開くと、PC上でVisual Studioが起動する。ホストのマシン上の共有コンテキストであるため、開発者のマシンをアシストする上で、Nodeなどのプラットフォーム依存関係は必要ない。

Visual Studio Live Share demo dual screenshot

それぞれの開発者には、相手が現在作業している場所を示すカーソルが見えている。どちらかの開発者がコードを変更すれば、その変更がもう一方でもすぐに確認できる。デバッグ中は、一方のIDEでセットしたブレークポイントがもう一方にも表示される。ホストはアプリの実行とセキュアな共有サーバのセットアップも可能で、リモート作業者がそのアプリにアクセスして、ステップ実行やコードのデバッグを行うことができる。

Live Shareはペアプログラミングを次のレベルに引き上げる、とMicrosoftは考えている。どちらの開発者も、個人的なテーマやキーバインディング、カスタマイズをそのまま使用して、快適なIDEゾーンに留まることが可能なのだ。さらに、キーボードやマウスのコントロール管理のような、これまでの画面共有のアプローチにあったいくつかの制限も解消される。

Live ShareのコラボレーションはAzureリレーによって実現されているが、コードがAzureに保存されることはなく、相手のコンピュータにファイルを保存する必要もない。Live Share FAQsには、エクステンションのセキュリティ面に関する詳細な情報が掲載されている。

Live Shareはプレビュー期間中は無償で、それ以降も無料で使用できるものと思われるが、将来的には有償版の一部として高機能なバージョンが提供される可能性がある。

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