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新しいUWPとWin32アプリケーション配布モデル

原文(投稿日:2018/08/15)へのリンク

.NETは2005年にClickOnceテクノロジが導入されて以来、自動的に更新できるアプリケーションをサポートしてきた。ClickOnceモデルでは、WinFormsとWPFアプリケーションの起動時に事前設定された場所で新しいバージョンを確認する。しかしMicrosoftはiOSアプリストアモデルをエミュレートしようとしたため、UWPには引き継がれなかった。

ほどんどのビジネス顧客がLOBアプリケーションをWindowsストアに公開できず、自前の「ビジネス向けのストア」を管理したいと考えていないため、Microsoftは以前の制限を緩和している。まずアプリストアを使わずにアプリケーションを「サイドロード」できるようにする。ただし、これはアプリケーションを手動で更新する必要がある。

Windows 10 version 1804からは、アプリストアを使わなくても自動的にアップデートされるアプリケーションを配布できるようになる。これはClickOnceと同じモデルを使っており、msixパッケージと一緒に2つの新しいファイルが生成される。ニーズに合わせてカスタマイズできるindex.htmlページと、ClickOnceマニフェストファイルと同じ役割を提供する.appinstallerファイル。

この技術を使うには、少なくてもアプリケーションの最低バージョンを1804に設定する必要がある。古いバージョンのWindows 10と自動更新を同時にサポートすることはできない。

アプリケーションは、アプリケーションの実行のたび、または定期的にバックグラウンドで更新をチェックするように構成できる。年内には、セキュリティの脆弱性がある場合や、アプリケーションと通信するサービスが互換性のない変更をする場合などに、更新が必要として設定できるようになる。

差分更新

ClickOnceの既知の問題の1つは、新しいバージョンのアプリケーションがリリースされるたびにアプリケーション全体をダウンロードする必要があることである。この新しいモデルでは、差分更新がサポートされている。これにより標準的なインストールが数秒に短縮される。

WinForms/WPF

Win32アプリケーション(例えばWinFormsやWPF)でWindowsアプリケーションパッケージングプロジェクトを使用している場合は、このスタイルの自動更新もサポートする。

限定/差分リリース

一般的なニーズとして、企業全体に展開する前に、ベータテストとして限定された一部のユーザーにアプリケーションをリリースする機能がある。これにはいくつかのオプションがある。

1つ目は、シンプルに2つのビルドを配布するWebサイトを構築することである。ユーザーは、プレビューかメインかのWebサイトを変えることでインストールを選択できる。2つを切り替えるには、もう一方のWebサイトからインストールする前に、手動でアンインストールする必要がある。

より洗練されたセットアップのために、David Cooksey氏の記事「ClickOnceできめ細かいバージョン管理」にある手順で変更できる。これにより単にWebサイトの背後にあるアプリケーションマニフェストが隠されるため、割り当てられたバージョンの配布前にユーザーの資格情報を確認できるようになる。

3番目のオプションは、Visual Studio App Centerを使うことだ。これはアプリケーションの配布グループを設定できる。

 
 

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