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MicrosoftがAzure SQL Data SyncのGA(General Availability)を発表

原文(投稿日:2018/06/30)へのリンク

MicrosoftがAzure SQL Data Syncの一般提供(GA)を開始すると発表した。Azure SQL Databaseと他の任意のSQLエンドポイントとの間で、一方向または両方向のデータ同期を実現するサービスだ。さらに今回のリリースには、コンフィギュレーションに関する新機能、データベーススキーマ更新の高速化、よりセキュアになったデータ同期プロセスなども含まれている。

Azure SQL Data SyncのGAリリースは、昨年6月の前バージョンに続くものである。新たなAzureポータルのサポート、PowerShellとREST APIのサポート、セキュリティとプライバシの改善など、Azure SQL Data Sync Refreshが大きく改善されているのが特徴だ。リリースに関するブログ記事によると、今回のリリースには、いくつかの改善も含まれる。Azure SQL DatabaseのシニアプログラムマネージャのXiaochen Wu氏が、次のように述べている。

  • 設定エクスペリエンスの改善 — 信頼性の向上した設定ワークフローと、より直感的になったユーザエクスペリエンス。
  • データベーススキーマ更新の信頼性と速度の向上 — 新しいSMOライブラリを使用することで、データベーススキーマのロードがより効率性になった。
  • データ同期のセキュリティ向上 — エンドツーエンドの同期ワークフローを見直して、格納時および転送時のユーザデータが常に暗号化されるようにした。Data Syncサービスは現在、GDPRコンプライアンス要件を満たしている。

Azure SQL Data Syncを使用することで、ハイブリッドSQLデプロイメントが実現すると同時に、Azureおよびオンプレミスのアプリケーションからローカルデータのアクセスが可能になる。さらに、データ駆動型アプリケーションをグローバルに展開し、データのローカルコピーをそれぞれに所持させた上で、すべてのリージョンに跨がったデータ同期を維持することができる。リリースを伝えるThe Register記事では、Richard Speed氏が次のように述べている。

アプリケーションをデータベースのローカルコピーに向かわせることで、アクセス時間と応答性が大きく向上し、レイテンシと接続異常の発生を低減することが可能になると、Microsoftでは考えています。

SQL Azure Data Syncサービスには、Azure内にひとつの中央ハブデータベースと、Azureあるいはオンプレミス内に複数のメンバデータベースが必要だ。データベース管理者はSyncグループとしてこれらのデータベースを構成した上で、メンバデータベースと中央ハブデータベース間のデータ方向(一方向または双方向)を指定する。同期プロセスが起動すると、データベースはInsert、Update、Deleteトリガを受信して、テーブルにデータ変更がプッシュされ、最終的にはそれがハブへと転送される。次に、メンバデータベースがこのデータをプルする。SyncグループにはConflict Resolution Policyが含まれており、ハブがメンバのデータを上書するHub Winsポリシ、またはその逆であるMember Winsポリシを適用することで競合の解消を行う。複数のメンバが存在する場合、最終的な値は最初に同期したメンバによって異なる点に注意が必要だ。


出典: https://azure.microsoft.com/en-us/blog/announcing-the-general-availability-of-azure-sql-data-sync/

Azure SQL Data Syncには、タイムスタンプがサポートされていない点から、操作の同期が結果整合性である点まで、いくつかの制限がある。さらに、データ同期にはデータ更新のトリガが使用されているため、資料によれば、パフォーマンスに影響する可能性がある。ただし同じThe Registerの記事では、Richard Speed氏が、SQL Azure Data Syncサービスの目的について次のように述べている。

公正を期すために言えば、このテクノロジは、ディザスタリカバリやAzureワークロードのスケールアップに使うべきではありませんし、オンプレミスSQLをRedmondのクラウドに移行させる際のAzure Database Migration Serviceの置き換えを意図したものでもありません。レポートや分析を目的としてデータの最新コピーを必要とするユーザに対しては、ソフトウェアメーカにそのニッチを埋める余地があると考えています。

 
 

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