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アジャイル第二の波: アジャイルマインドセットに生きる

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原文(投稿日:2018/10/30)へのリンク

アジャイルマインドセットに生きるとは実際に行うことであって、それについて議論することではない。アジャイルに生きることへのアクセスは、大きな成長を遂げるためにイエスと言う人のみに与えられる。組織に異なる行動を求めるなら、自分の行動から変えなければならない。これはMichael K Sahota氏が”アジャイルの第二の波(Wave 2 of Agile)”と呼ぶもので、誰もが加わるように誘っている。

Agiletrixのトレーナーであり、コンサルタントであるMichael K Sahota氏は、eXperience Agile 2018でアジャイルマインドセットに生きるという講演を行なった。InfoQはこのカンファレンスをQ&A、サマリ、記事で扱っている。

Sahota氏は、”アジャイルの波”と彼が呼んでいるものを紹介した。第一の波はアイデアに関するもの: 学び、コラボレーション、変化への対応である。第二の波は、実際にアイデアに生きること。有言実行すること; これらのことを議論するだけでなく、モデリングすることだ。

文化とは組織にとって第一級の課題である。アジャイルを行い、アジャイルになり、プラクティスを実践し、なぜ自分たちがこれをやっているのかを理解する必要がある、とSahota氏は述べた。

アジャイルをする上で、リーダーの役割は極めて重要である。Sahota氏は、「リーダーとして権力を放棄し、それを受け取る方法で人々をコーチする方法を学ぶ必要がある」と主張した。

InfoQはSahota氏にインタビューを行い、アジャイルマインドセットに生きるについて、アジャイルコーチやリーダーはそれをどうサポートできるのかについて訊いた。

InfoQ: 第二の波である、アジャイルマインドセットに生きるというのは、実際にはどのようなものなのでしょうか。

Michael K Sahota氏: 第一の波では、望んでいたよりも長引くプロジェクトを組み立てるとき、ビジネスオーナーに”変化に対応”する必要があると伝えていました。しかし、変化に対応するとは、どのようにしているのでしょうか?誰かがミーティングやアポイントメントを逃したらどのように反応するでしょうか?誰かがコミットメントを守らなかったらどのように反応するのでしょうか?あなたが普通の人なら、これらの状況はいくらか情緒障害を引き起こし、”変化に対応”する能力を制限するでしょう。もしわたちたちがアジャイルに生きていたら、わたしたちはこれらの状況と人生に流れていくでしょう。わたしたちはマインドセットを学ぶことに専念するとき、これらの制限を自身の中に見つけて、成長することを選ぶのです。これがアジャイルマインドセットに生きるということです。それは、急進的なハイパフォーマンスの場であり、大きな成長を遂げるためにイエスと言う人のみがアクセスできるのものです。

アジャイルチームレトロスペクティブの例を取りましょう。チームメンバー間のコラボレーションを調べているとします。ここでの本当の障害は何でしょうか?自分たちの行動です。学びと改善に専念しているなら、もちろん自分たちの行動を深く調べて変化を生むのです。

InfoQ: アジャイルコーチは、リーダーがアジャイルで先に行くのを助けるには、何ができるでしょうか?

Sahota氏: コーチとして、あまりにも多く罠に陥ります。わたしは知っています。何年もこの罠に引っかかってきたノウハウがあります…

罠は、自分たち自身ではやらないことをリーダーにやるように言うことです。例えば、リーダーにコーチングを受ける必要があると言うのに、自分たち自身では受けません。しかしもっと重要なのは、コラボレーションをモデリングする場を見るということなのです。自分たち自身を学ぶモデリングです。

誰でも今すぐできるとてもシンプルなテストかつガードレールは、”許可を求めること”です。わたしたちは何度も、本当に助けを求めてない人に助けを与えて終わらせています。

リーダーに新しい働き方でのモデリングを頼む前に、まずモデリングをすることが必要です。そうでないと、意味がありません。

InfoQ: 人々が変化に抵抗するのではなく、変化を引き入れる文化を育てるにはどうしたらいいでしょうか。

Sahota氏: ハハハ。それについては言いたいことがたくさんありますね…

シンプルに答えるとシンプルです。しかし実践に落とし込むのは一苦労かかります。わたしたちは家族、教育システム、社会によって、押し付けるように深く条件付けられています。人々に物事をさせ、アイデアを売り、他人を納得させようと努め、伝導するなどして押し付けます。これら全てが抵抗を生みます。秘訣は、まずこれらの行動パターンを自分たち自身の中に見つけて、乗り越えることです。すると他人を助けることができます。こうして文化を作るのです - わたしたちがどのように自分たちをさらけ出すかによって。

InfoQ: 自分の組織にアジャイルマインドセットに生きて欲しいリーダーには、なんとアドバイスしますか?

Sahota氏: 理解するのは本当にシンプルです。組織はリーダーの行動を反映します。組織に異なった行動をして欲しいのなら、自身の行動を変えることを考慮してください。難しいでしょうが、これが唯一効果のある方法です。人々はリードすることによってリーダーになります。リーディングは先に行くという意味です。どのマネージャもコーチもリーダーになりたいかについて選択肢を持っています。問いは: 先に行く準備がどれくらいできているか?

 
 

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