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Android Studio 3.3 がナビゲーションエディタのオフィシャルサポート、安定性の向上などを提供

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原文(投稿日:2019/02/04)へのリンク

GoogleはAndroid Studio 3.3をリリースした。このバージョンでは主にバグ修正と安定性の向上に注力しているが、ナビゲーションエディタのオフィシャルサポート、KotlinとIntelliJプラットフォームのアップデートなども行われている。

Googleによると、Android Studio 3.3では200以上のバグが修正されたという。GoogleはProject Marbleと呼ばれるチームを編成し、基本的なIDEの性能の強化、ユーザに直接関わる機能の洗練、特にクラッシュ、メモリリーク、ユーザに影響するバグの数の低減に目を向けた。

コアのAndroid Studio IDEはIntelliJ IDEAの2018.2.2リリースリリースによる改善に伴い、更新された。この大きなリリースでJava11のサポート、ブレークポイントインテンション、MacBookタッチバー、バージョン管理システムとの統合の強化などが行われている。加えて、このバージョンはKotlin 1.3.11をバンドルしており、安定したコルーチン、コントラクト、インラインクラスといった機能などを備えている。

ナビゲーションエディタは公式にサポートされることとなった; アプリにおけるデスティネーション間(アプリにおける規定のスクリーン)で、ナビゲーションの設計と実装をシンプルにすることを狙っている。ナビゲーションエディタはAndroid Jetpackナビゲーションアーキテクチャコンポーネントと統合され、グラフィックビューでアプリのナビゲーション構造を作成できる。

(画像元: https://android-developers.googleblog.com)

Android Studioは、開発者は使用していないディレクトリを削除することができるよう、新しいダイアログを追加した。Android Studioの新しいメジャーバージョンを初めて実行するとき、対応するインストールが見つからない古いバージョンのAndroid Studioに関連付けられているファイルを含むディレクトリを探す。見つかった場合、ダイアログがファイルを表示し、それらを削除する選択肢を提供する。

(画像元: https://android-developers.googleblog.com)

Android Studioはまた、Instant AppsのフルサポートとともにAndroid App Bundlesをビルドするサポートを含んでいる。開発者は1つのAndroid Studioプロジェクトで、インストール済みのアプリもInstant Appも両方ともビルドおよびデプロイできる。利用を開始するには、新しいプロジェクトを作成する際に、"Configure your project > This project will support instant apps"のボックスをチェックすること。以下のプロパティがマニフェストに追加される:

<manifest ... xmlns:dist="http://schemas.android.com/apk/distribution">
<dist:module dist:instant="true" />
...
</manifest>

開発者は同じAndroid Virtual Device (AVD)のインスタンスを複数ローンチできる。継続的インテグレーションテスト環境を持ち、並行してテストを実行したい開発者にとっては良いニュースだろう。複数のAVDインスタンスをローンチするには、以下のコマンドをshellで実行する:

$./emulator -avd  -read-only &
$./emulator -avd  -read-only &

Android Studioは、Clang-Tidyを使ったC++の静的コード解析のサポートを含んでいる。JavaとKotlinに向けた現在のlintサポートと同様である; Clang-TidyはC++をAndroidアプリに持っている人が共通のコーディングエラーやバグを識別するのに役立つ。インスペクションを有効にするには、Settings → Editor → Inspections (MacOSの場合は、Preference → Editor → Inspections)と進む。

その他、Android Studio 3.3で行われた改善は以下である:

  • Android Gradleプラグイン3.3.0以上を要求するアノテーションプロセッサ利用時のインクリメンタルなJavaコンピレーションの改善
  • エミュレータスナップショットを8倍の速さに
  • プロジェクトがSDKコンポーネントを必要としている場合、SDKコンポーネントを自動ダウンロード
  • SDKマネージャにCMakeバージョン3.10.2を内包

以前のバージョンのAndroid Studioをインストールしている場合、最新のバージョンにアップデートするだけで済む。またはここからダウンロードできる

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