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Joseph (Joe) Armstrong: トリビュート

原文(投稿日:2019/05/03)へのリンク

Joe Armstrongが亡くなったという悲しいニュースを受けて、Ericssonの元同僚の何人かがさよならのメモを書き、InfoQがそれを公開するよう頼まれた。そのメモは以下のとおりである。

Joseph (Joe) Armstrongは数ヶ月間続く病気から亡くなった。彼は68歳であった。私たちの考えは彼の妻Helenと彼の子供ThomasとClaireと一緒である。

彼はボーンマスで育ち、幼い頃プログラミングとソフトウェア技術に興味を持つようになった。ロンドンのUniversity College Londonで理論物理学を学び、その後人工知能の研究を行うためにエジンバラに移動した。

1974年、JoeはAurora Borealis(Northern Lights)の研究をするためにスウェーデンのKirunaに引っ越した。そこから彼はスウェーデンの宇宙航空会社にとどまり、スウェーデンのバイキング衛星のための地上局ソフトウェアを開発し続けた。

続いて、Joeはエリクソンのソフトウェア技術研究室に採用され、そこでソフトウェア開発のための新技術に取り組むチームを率いた。その結果、Erlangという新しいプログラミング言語が作成された。Erlangはその後多くの重要なプロジェクトで使用された。1998年にEricssonはErlangをオープンソースとして社外で使用できるようリリースした。広く使われるようになったことが、多くの貴重なフィードバックとさらなる発展をもたらしました。今日、ErlangはKlarnaのようないくつかの新しい会社、そしてCiscoやWhatsAppのような有名な会社によって使われている。JoeのErlangに関する最初の本は1992年に出版された。

JoeはSICS(スウェーデンのコンピュータサイエンス研究所)でしばらく働いた後、2003年に博士号を取得し、そこでErlangのエラー処理メカニズムについて学んだ。

JoeはRoyal Institute of Technologyの准教授を最後に自身のキャリアを終えた。そこでは、そこで業界と研究の間の共同プロジェクトに取り組んだ。

Joeのよい雰囲気や際限のない熱意に影響を受けなかった人はいなかったであろう。彼は多くの国際会議で講演者およびパネルメンバーとして高く評価された。多くのプログラマは、自身の専門性を開発する上で、Joeが自分にとってどれほど重要であるかを語ることができる。

Joeは自身の仕事以外にも、音楽、政治、文学、写真にも多く興味を持っていた。

エリクソンの元同僚や世界中のErlangの友人を代表して、
Bjarne Däcker and Michael C Williams

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