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Microsoft は Azure Event Grid で新しいテレメトリイベント、高度なフィルター、イベントドメインを展開する

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原文(投稿日:2019/06/13)へのリンク

直近のブログ投稿にて、Microsoft は自身のクラウドサービスである Azure Event Grid に対して幾つかの更新を発表した。同投稿にて IoT Hub からの新しいテレメトリイベントから高度なフィルターとイベントドメインの一般提供を記載している。

Azure Event Grid はすでに数年間一般提供済みであり、開発者が Azure でイベント制御を統一化することを可能とする。 一般提供後、6月にはCloud Events のサポート、9月にはIoT Hub との統合といった継続的な拡張が加えられている。これに加え、同チームは今年の初めに、再試行ポリシー、デッドレタリング機能、イベントの宛先として Azure Storage Queues と Hybrid Connections、および手動検証ハンドシェイクに関する機能を備えた新しい更新を発表した。

Source: https://docs.microsoft.com/en-us/azure/event-grid/overview

更新に含まれる新機能の一つとして、IoT Hub からのデバイステレメトリイベントのプレビューだ。 Microsoft の Event Grid プログラムマネージャーである Bahram Banisadr 氏は InfoQ に以下の様に述べている。

我々のチームは六カ月以上にわたってIoT Hubデバイステレメトリーイベントを実現するために協力しており、人々が創造的な方法である同機能を使い始めることにこれ以上ないくらい興奮しています。IoT Hub に流入するすべてのデバイスデータをフィルター処理し、Event Grid 経由でイベントハンドラーにプッシュ可能になりました。

デバイステレメトリイベントを Event Grid にプッシュする IoT Hub を用いることで、開発者は複数のサブスクライバーを作成して Azure Functions、Logic Apps、またはサードパーティアプリケーション等をトリガーにしてデバイスタイプごとに一意の処理を実行できる。

Event Grid のもう一つの更新として、すべての既存 Domain、Topic、および Event Subscription に適用可能なメタデータ組み込みのAutomatic Geo Disaster Recovery(GeoDR)だ。 GeoDR を用いることでサービスは障害が発生した場合のサービス中断に対する回復力が高まる。 ブログの投稿によれば、ある Azure リージョン全体を無効にする停止シナリオにおいて、Event Grid は既にインフラストラクチャメタデータをペアリングしたリージョンに同期しており、新規イベントは追加処理なしに再び配信が始まり、利用者の介入なしにサービスの中断を自動的に回避することができる。

GeoDR に関して Banisadr 氏は InfoQ について以下の様に述べた。

Event Grid エンジニアリングチームが GeoDR の一般提供を実現したことをこれ以上なく誇りに思っています。全 Event Grid の利用者は Topic や Subscription を変更することなく自動フェイルオーバー機能によって保護されます。

更に、Event Domains は昨年11月に高度なフィルタリングと共に導入された後、現在は一般提供されている。Event Domain を用いることで、利用者は単一の構成でイベントインフラストラクチャ全体を構築し、サブスクライブできる Topic ごとに詳細な認可ルールを設定し、単一のエンドポイントでイベント発行を管理できる。Banisadr 氏は InfoQ にこう語った。

Event Domain の一般提供により、複雑なマルチテナント PubSub システムを製品環境で作成および実行するためのドアを開くことになります。管理のために独自のカスタム認証システムを展開の展開、何千もの Topic のトピックエンドポイントを監視する必要はもうありません。それぞれをドメイン Topic として表し、ロールを割り当てます。

Microsoft は高度フィルターを一般提供し、開発者がイベントのあらゆる部分で様々な処理を用いて Event Grid でメッセージをルーティング可能にした。一般提供後では JSON(イベント)内のネストされたオブジェクト数に制限が撤廃されるので、イベントをフィルタリングしてから他のサービスに渡す前により細かく指定が可能となる。

Azure Event Grid は殆どの Azure リージョンで利用可能であり、価格の詳細は価格ページに記載されている。Event Grid のメタデータ GeoDR はサービス価格に含まれているため別途費用はかからない。

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