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Microsoftが.NET Core 3.1 LTSをリリース

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原文(投稿日:2019/12/10)へのリンク

今月初めにMicrosoftは、自社の開発ブログの記事として、.NET Core 3.1とASP.NET Core 3.1EF Core 3.1のリリースを発表した。新リリースは従来バージョン(3.0)の修正と改善が中心だが、長期サポート(LTS)リリースとして、少なくとも3年間のサポートが行われる予定である。  

.NET Core 3.1の変更は、おもにWindows Desktop開発に関するものだ。DataGridToolBarContextMenuMenuMainMenuMenuItemといった、古いWindows Formsのコントロールの多くが削除された。C++/CLIコンポーネントの開発サポートもVisual Studio 2019 16.4で追加されている(Windowsのみ)。

ASP.NET Coreのアップデートの大部分はBlazorに関する修正で、イベントに対するデフォルトアクションの防止や、Blazorアプリでのイベント伝搬の廃止などが行われている。公式には新リリースに含まれていないが、Blazor WebAssemblyの公開プレビューもアップデートされ、新しいプレビュー機能として、.NET Standard 2.1のサポート、iOS13のサポート、Visual StudioからブラウザプロセスにアタッチしてBlazor WebAssemblyアプリをデバッグする機能が加えられた。

EF Core 3.1のアップデートで最も重要なのは、.NET Standard 2.0サポートの再導入だ。他リリースと同じく、バージョン3.1の大きな目標は、従来バージョンで提供されている機能のブラッシュアップであり、150を越えるイシューが修正されている。これまでのEFリリースと同じく、EF 6.4もnuget.orgで公開されており、EF 6.3にあった少数のイシューが修正されている。

Microsoftのリリースカレンダによれば、今回のリリースは、.NET 5(2020年11月予定)を前にしたCoreプロダクトのメジャーバージョンとしては最後のものになる。Blazor WebAssemblyには別のリリースカレンダがあり、公式リリースは2020年5月に予定されている。また、Blazor PWAのプレビューリリースが、.NET 5と合わせて行われる予定だ。

Visual Studio 2019 16.4アップデートでは、.NET Core 3.1の使用が要件となっている。.NET Core 3.1は複数のオペレーティングシステム上でサポートされており、さまざまなLinuxディストリビューション、macOS、Windows7以降、Windows Server 2012 R2以降が対象となっている(サポート対象オペレーティングシステムの全リストがこちらにある)。

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