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Facebookの描く”未来の働き方”

原文(投稿日:2020/06/08)へのリンク

先日の記事でFacebookは、人々の対話やコミュニケーションの方法を転換するために同社が開発中の、さまざまなテクノロジを紹介してみせた。これらのテクノロジには人々の働き方に劇的な変化を引き起こす可能性がある、と同社は言う。

未来の働き方(futue of work)に対するFacebookのビジョンでは、仮想現実(VR)と拡張現実(AR)によるインパクトが人々のつながりや関係構築の方法を変えるかも知れない、という点が強調されている。人工的な3Dエクスペリエンスが、通勤と共有スペーズのデスクトップアプリというリアリティに取って代わることになるだろう、ただしこれは、生産性や効率性との引き換えという意味ではない、とFacebookは言う。

私たちが思い描いているのは、真の社会的プレゼンスに裏打ちされた仮想作業環境です。次世代のデバイスは人々に、構成可能な仮想スクリーンやホワイトボード、その他の夢のようなツールを備えた、無限のワークスペースを提供します。ひとりで作業することもできますが、遠くにいる同僚と、同じ物理的空間をすべて共有するかのように、永続的なミーティングルームの中で、対面的なニュアンスをすべて備えた共同作業をすることも可能です。

WorkplacePortalOculus for Businessなど、Facebookの構築した数多くのテクノロジやサービスはすでにリモートワークの要件を満たしているが、さらにエキサイティングな機会がすでに開発中だ、と同社は述べている。その一例として挙げたのが、先日ローンチされたQuestシステムエクスペリエンスである。これにより、複数のブラウザウィンドウ、改良されたアプリスイッチング、優れたコンフィギュレーション性などを備えたマルチタスキングが可能になる。

(ビデオはFacebookの厚意による)

VRとARの技術を使うことによって作業者は、自分の手と触感を持って、現実でも仮想的にも物体を操作することが可能になる。リモート対話をより人間的なものにする上で重要な役割を果たすのはAvatarだ、とFacebookは言う。

Avatorは微妙な表情を使って複雑な感情を伝えます。声や他のソースからなるオーディオは、あたかも現実であるかのように聞こえます。

(ビデオはFacebookの厚意による)

Facebookが進もうとしている、もうひとつのフロンティアはハンドトラッキングである。

前述のように、Questによるハンドトラッキングは、コンピュータビジョンとディープラーニングが達成可能なことの早期的な例のひとつです。SDKが提供されているので、会議室から手術シュミレーションに至るまで、あらゆる場所においてより表現力の高いジェスチャーを実現するための可能性の模索が、開発者たちによってすでに始められています。

このレシピの最後の材料としてFacebookが用意しているのは空間オーディオ(spatial audio)である。これは、現実世界において音の来る方向を模倣することにより、リスナのエクスペリエンスにおける現実感を改善しようというものだ。

これらのイノベーションが仕事のリアリティに真のトランスフォーメーションをもたらし、画面からVRヘッドセットへの置き換えを世界中で促進し、そして、もっと素朴な問題として、通勤時間がワークライフバランスの障害とならないようにしてくれる、とFacebookは考えている。

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