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AWSがAWS Fargateのバッチサポートを導入

原文(投稿日:2020/12/27)へのリンク

毎年開催されるre:inventの最初の週に、AWSはAWS FargateをAWS Batchジョブ向けのコンピューティングリソースとして指定する機能を紹介した。AWS FargateのAWS Batchサポートにより、顧客はサーバーレスコンピューティングリソースでジョブを実行する方法を持つこととなり、ジョブは送信から完了まで完全に管理される。

AWSは、フルマネージドのバッチ処理サービスとして、2016年12月にAWS Batchを最初に導入した。それによって、開発者、科学者、エンジニアがAWSで数十万のバッチ処理ジョブを迅速かつ効率的に実行できるようになる。AWS Batchを使用すると、顧客は、自身のジョブに対してコンピューティング環境を作成し、キューを管理し、適切なコンピューティングリソースを起動するバッチワークロード管理という面倒な作業を行う必要がなくなった。

AWS BatchとFargateの統合により、ユーザは、ML推論、map-reduce分析、その他のバッチワークロードなどのコンピューティング集約型ワークロードを実行できる。イメージのメンテナンスやコンピューティングとモニタリングの適切なサイジングに時間を費やすことなしにである。バッチでコンピューティングリソースタイプとしてFargateまたはFargate Spotを選択し、Fargate互換のジョブ定義を送信することで、ユーザはすぐにサーバーレスコンピューティングエンジンの恩恵を受けることができる。Fargateを使用すると、すべてのジョブは、(許可されたFargate SKU内で)要求した正確な量のCPUとメモリを受け取る。したがって、リソースの無駄な時間やEC2インスタンスの起動を待つ必要はない。

SentiaCloudのAWSテクノロジーの責任者であるLuc van Donkersgoed氏は、ブログ投稿に次のように書いている。

AWS Batchは、高いコンピューティング要件と高い並列処理を備えたワークロードがある場合に、頼りになるオーケストレーションレイヤーとなります。ただし、ワークロードがコンテナーを必要とする、使用する、またはコンテナー用に最適化されている場合でも、これらのコンテナー向けの実行環境を作成するために多くの手作業が必要でした。Fargateをサポートするで、この差別化にならない重労働がAmazonの責任となり、ビジネスニーズに集中できるようになります。

AWSの製品マーケティングエバンジェリストであるHarunobu Kameda氏は、AWS FargateのAWS Batchサポートに関するAWS Newsのブログ投稿に次のように書いている。

AWS Batchは、顧客に対するすべてのキューイング、スケジューリング、ライフサイクル管理を簡素化し、顧客のアカウントでコンピューティングをプロビジョニングおよび管理することもできる一方で、顧客は、数分で起動して実行できるような、さらにシンプルなものを求めています。これらの顧客のニーズにより、Fargateインテグレーションを開発することになりました。

AWS FargateのAWS Batchサポートは、通常、AWS BatchとAWS Fargateが利用可能なすべてのAWSリージョンで利用できる。また、機能の詳細は技術文書ページにある。

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