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VampがState of Cloud-Native Release Orchestration 2021の結果を発表

原文(投稿日:2021/03/11)へのリンク

リリース自動化プラットフォームを提供する会社のVamp.ioは、先頃、State of Cloud-Native Release Orchestration 2021の調査結果を公開した。結果は、Kubernetesとマイクロサービスが人気があり、高いリスクのリリース戦略がまだ使用されていることを示している。

合計253名の参加者に、プロダクション環境でソフトウェアをリリースおよびテストするための課題、傾向、および改善の機会を理解するためインタビューを行った。参加者の72%は、プロダクション環境でKubernetesを使用していると述べ、81%の参加者は、プロダクション環境でマイクロサービスを使用していると述べた。参加者の34%は、クラウドプロバイダとしてAWSを使用していると述べ、ハイブリッドクラウドとMicrosoft Azureが参加者のそれぞれ15%と14%で使用されている。

出典: https://vamp.io/state-of-cloud-native-release-orchestration-2021

プロダクション環境での新しいバージョンのコードのリリースについて、調査では使用しているリリース戦略の回答を収集した。参加者の57%はローリングアップデートを使用し、22%はブルーグリーンを使用し、7%はビッグバンリリースアプローチを採用している。カナリアリリース機能は、参加者の9%が使用している。

調査によると、参加者の34%は毎週のリリース頻度を好み、参加者の12%はプロダクション環境で毎日リリースしている。

プロダクション環境のリリースの検証は、引き続き手動の作業だ。平均すると、リリースを検証には、4名で平均2.2時間かかる。調査結果はまた次のようにも述べている:

「リリース頻度が高いチームは、リリースごとの検証に費やす時間が少なくなります。」

プロダクション環境のセーフティネットで言うと、リリースをロールバックする平均時間は45分だ。参加者の26%は積極的にロールバックすると回答し、53%は手動でロールバックを行うと回答した。

出典: https://vamp.io/state-of-cloud-native-release-orchestration-2021

参加者は、ElasticPrometheusが、プロダクション環境でのリリースの健全性を確保するために広く使用されていることを示した。リリースされたマイクロサービスは、技術的な観点 (応答時間、遅延など) とビジネスの観点 (1秒あたりの注文数、買い物かごの値など) から監視される。調査結果では、監視ツールからのデータがリリースパイプラインと統合されていないことも示した。

クラウドネイティブ化でビジネスをドライブする要因としては、参加者の35%は、パフォーマンスとスケーラビリティを向上させたいと回答した。対して、23%は、開発速度と市場投入までの時間を改善したいと述べた。

出典: https://vamp.io/state-of-cloud-native-release-orchestration-2021

組織内の役割の責任について尋ねると、参加者の34%は、開発者は、機能を構築しプロダクション環境でエンドユーザにリリースする責任があると述べた。結果は、課題と停止の監視は、DevOpsとIT運用チームに責任があることを示している。

リリース自動化のニーズの高まりに対処するために、チームは分散システムに関連するさまざまなリリース頻度のバランスを取る必要がある。このようなシナリオでは、プロダクション環境でマイクロサービスをリリースすることには困難が伴う。参加者の20%は、依存関係の管理が最大の課題であると述べ、14%は、内部プロセスとコミュニケーションも重要な役割を果たしていることを示した。

完全なState of Cloud-Native Release Orchestration 2021は、Vamp.ioのWebサイトからダウンロードできる (登録が必要) 。

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