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Value Stream Management Consortium発表

原文(投稿日:2021/05/19)へのリンク

バリューストリームマネージメントのグローバルな採用を加速するという目標に後押しされて、Value Stream Management Consortium (VSMC) の設立を先頃発表した。VSMCは、この分野の情報と教育の中核として機能することを目的として、Digital.aiHCL SoftwarePlutoraServiceNowTasktopなどの主要なテクノロジープロバイダによって設立された。

バリューストリームマネージメント (VSM) は、組織のビジネス全体の可視化を提供する。VSMは、組織に作業の重複があるかやチームが顧客に価値を生み出していない機能の提供があるかを理解するのに役立つ。このニーズに基づいて、VSMコンソーシアムは、VSMの採用を加速することにより、組織がパフォーマンスを向上させるのを支援することを目的としている。

バリューストリームマネージメントコンソーシアムの議長であるHelen Beal氏は、「バリューストリームマネージメントの開発のこの段階では、VSMの実践、イノベーション、採用を促進する専門家のコミュニティを作成して育成することが重要だ。このコミュニティを作成することにより、ベストプラクティスと標準を開発および浸透させながら、VSMの使用を増やして加速する。そして、最終的には、VSM自体の実践と同様に、業界の実務家に最大限の価値を提供できるよう支援する」と述べている。

VSMは新しい概念ではないが、デジタルトランスフォーメーションにより、すべてのビジネスにとってVSMが不可欠になっている。VSMは、組織が競争の優位性を得るためにバリューストリームを最適化することに価値を見出している、明確な市場カテゴリとして浮上している。Visible.isなどのコンサルティング組織も、組織がVSMの可能性を最大限に発揮することを支援するバリューストリームリソースを提供するのに役立つ。

Gartnerによると、「2023年までに、組織の70%がバリューストリームマネージメントを使用してDevOpsパイプラインのフローを改善し、顧客価値のより迅速な提供につながる」とのことだ。Team Topologiesも特定のバリューストリームに沿ったプロダクトチームについて話したように、バリューストリームマネージメントはチーム設計にも同様に適用できる。

VSMCは、その提供の一環として、2021年5月に初の年次バリューストリームマネージメントレポートを発行する。VSMCには、すべての人が利用できる有料のプロフェッショナルメンバシップもあり、メンバは最新の更新と学習の機会を受け取る。メンバシップには、リーダ、パートナ、インフルエンサの3つのタイプがあり、費用は年間5万ドルから10万ドル/年の範囲だ。

読者はTwitterでVSMコンソーシアムをフォローするか、このLinkedInグループに参加できる。

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