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CNCFがTechnology Radarの最新版を発行、テーマは"マルチクラスタ管理"

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原文(投稿日:2021/08/01)へのリンク

CNCFは、End User Technology Radarの第5版を発行した。今回のテーマは"マルチクラスタ管理"で、その内容は、クラスタのデプロイメント、コアサービス、ツーリングに関するアドオン、導入後の運用(day-two operations)に分かれている。この調査の結果として、Technology Radarチームは、完全なソリューションの欠如、独自ツーリングの必要性、最も一般的なツール、Operatorsの人気、Cluster APIの整備という、5つの課題を報告している。 

 

提供: Cloud Native Computing Foundation

 
提供: Cloud Native Computing Foundation

 

まず最初の課題は、マルチクラスタを管理する"銀の弾丸"が存在しない、ということだ。ツールは数多くあるが、完全なソリューションとして傑出したものは、もしあったとしてもごく少数である。 

Radarチームが確認した中では、HashiCorpのTerraformと独自ツールが、デプロイメント用の一般的な選択肢のひとつだ。デプロイされるクラスタの数が増えて、あるしきい値に達すると、マネージドKubernetesに移行する傾向があることも確認されている。この傾向は、パブリックとプライベート、いずれのクラウドでも見られる。

調査に参加した企業のひとつ、MeltwaterのプリンシパルエンジニアであるFederico Hernandez氏は、現在のクラスタ管理が極めて粗雑なものであることを理解している。

誰でも最初は単一のKubernetesクラスタから始めて、そこから環境の拡張と成長を行うのですが、現時点では、この過程を管理する明確なパスが存在していません。

第2の問題は、クラスタのデプロイや管理に何を使うにしても、通常は独自のツーリングが必要である、という点だ。Kubernetesがネットワークやストレージ面で見せる柔軟性と複雑性のため、プラットフォームエンジニアは、それらのレイヤを設定および操作する手段として、社内ツールによるソリューションを開発することになる。そうすることで、プラットフォームのコンポーネントを安全に操作すると同時に、自社のポリシを確実に実施できるようになるのだ。 

提供: Cloud Native Computing Foundation

 
提供: Cloud Native Computing Foundation

 

第3の課題は、DNSやネームスペース、RBACといったコアサービスの管理ツールに関するものだ。広く使用されているのは、Kubernetes OparatorsHelm、独自の社内ツール、KustomizeGitOpsなどである。Radarチームが確認したところでは、Helmと、ArgoFluxツールを含むGitOpsとの併用が最も一般的だ。   

第4の課題は、カスタムリソースを使用してアプリケーションを管理するKubernetes拡張ソフトウェアである、Kubernetes Operatorsに関するものだ。Operatorsは、コアサービスカテゴリで24票を獲得した、傑出した存在である。

Radarチームは、Operatorsの重要なメリットとして、特定の問題を解決するためのカスタムツールの置き換えが可能であること、Kubernetesの一様な拡張が簡単にできること、一般的にアプリケーションオーナあるいはサービスが実行するタスクを自動化できること、などを指摘している。    

最後である第5の課題は、Kubernetesのサブプロジェクトとして、プロビジョニングや設定、アップグレード、そしてマルチクラスタ管理を簡略化するための宣言型APIとツーリングを提供するCluster APIに関するものだ。

調査に参加した企業の一部が使用しているが、運用環境で使用可能な成熟度に達するまでには、さらなるテストを行う必要がある、というのがRadarチームの感想だ。さらに、複雑性の軽減やマルチクラスタ運用に関する問題点の軽減が、Cluster APIのサクセスストーリとしてソーシャルメディアで広まっている点も強調している。

今回の調査には24社以上が参加し、210のデータポイントが提供された。トピックの選択は、コミュニティの意見に基いて行われている。その上で、CNCFエンドユーザコミュニティの140名のメンバが、さまざまなソリューションのリストに対する自社の推奨を説明し、それを採用(Adopt)、試行(Trial)、評価(Assess)の3カテゴリのいずれかに分類する。

このエディションのウェビナ(webinar)によると、2021年6月に実施された調査結果は、Mattermost、Meltwater、Fidelity Investments、Workday、Spotifyを含む140のエンドユーザ企業に限定されている。 

コミュニティのユーザは、今後のRadarのトピックを推奨ないし投票することができる。フィードバックをinfo@cnc.ioに送付することも可能だ。

 

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David Pine 2019年11月7日 午後7時48分

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