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CIS Service CatalogとReference Architecture 2.0の一般供与が開始

原文(投稿日:2021/09/14)へのリンク

再利用可能なインフラストラクチャコードの開発を専門とする企業であるGruntworkは、CIS Service CatalogとCIS Reference Architecture 2.0の一般供与を開始すると発表した。Center for Internet Security(CIS)ベンチマークは、ITシステムとデータをサイバー攻撃から防御するためのセキュリティの標準として、国際的に認知されている。Grunworkの既存および将来的なユーザは、実運用レベルのAWSテクノロジスタックとAWSサービスを使って、これを即座に始められるようになる。

GrunworkのプリンシパルソフトウェアエンジニアであるAna Krivokapić氏が自身のブログ記事で、今回の発表の詳細について説明している。CIS Amazon Web Services Foundations Benchmarkに準拠するCIS Service Catalogは、複数のTerraformモジュールを 単一ユニットに結合することで、運用環境にデプロイ可能な高レベルのサービスを提供する。

各サービスには、インフラストラクチャを提供するTerraformコード、特定のコンポーネント用のAmazon Machine Imagesを構築するためのPackerテンプレートが、スクリプトやドキュメント、自動テストと合わせて含まれる。

例としてKrivokapić氏は、ブロックアクセス用のCIS準拠のVPCをリモートサーバの管理ポートにデプロイする、次のようなコードスニペットを紹介している。CIS勧告5.1および5.2準拠である。

module "vpc" {
# Replace <VERSION> with the most recent release from thehttps://github.com/gruntwork-io/terraform-aws-cis-service-catalog/releases:
source = "<git::git@github.com>:gruntwork-io/terraform-aws-cis-service-catalog.git//modules/networking/vpc?ref=<VERSION>" # Set the basic required variables first
vpc_name = "example-vpc"
aws_region = "us-east-1"
cidr_block = "10.2.0.0/16"
num_nat_gateways = 1 # Other params omitted to keep the example simple
}

もうひとつの例は、CIS準拠のAWS Landing Zonreを生成するGruntwork Landing Zone for AWSだ。このモジュールは、AWS CloudTrail、AWS Config、GuardDuty、EBS encryptionなどで構成され、他のCIS要件にも準拠する。

Gruntwork Referenceアーキテクチャバージョン2.0に関して、Krivokapić氏は、Reference ArchitectureはAWS上でインフラストラクチャ全体を実行するためのエンドツーエンドのアーキテクチャであり、コードとして管理される、と説明している。CIS準拠のLanding Zone、VPC、EKSを含み、"ほぼ1日で"デプロイすることが可能だ。

Gruntwork CIS Service Catalogを全面的に使用したReference Architectureバージョン2.0には、以下の強化点を含むa0>Gruntwork Landing Zone SubscriptionとGruntwork Pipelines Solutionが含まれている。

  • 最新のterragrunt機能
    • DRYプロバイダコンフィギュレーション用のブロック生成
    • モジュールの明示的な依存関係管理を行う依存関係ブロック
    • DRYコンフィギュレーション変数read_terragrunt_config
  • Terraform 0.14.xとの互換性
  • CIS Reference Architecureの拡張とバージョン1.3.0への準拠
  • AMIおよびDockerイメージ構築用のビルドスクリプト
  • 暗号化されたAMIのアカウント間共有
  • デフォルトでのエンドツーエンド暗号化

ユーザは単に、AWSリージョン、インスタンスタイプ、ディスクサイズ、ドメイン名といった、実行時のインフラストラクチャ設定をメンテナンスすればよい。

関連する話題として、Gruntworkでは、同社のミッションである、"ソフトウェアの理解、開発、デプロイを10倍簡単にする"ための運用対応チェックリストを作成した。先日には、CIS準拠のAmazon EKS ClusterHIPAA準拠のリファレンスアプリケーションもリリースしている。

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