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AWSがBabelfish for PostgreSQLの一般提供とオープンソース化を発表

原文(投稿日:2021/11/02)へのリンク

先ごろ、AWS は Babelfish for PostgreSQL の一般提供 (GA) を発表した。Babelfish for Aurora PostgreSQL を使用すると、Microsoft SQL Server で実行されているアプリケーションを Amazon Aurora に簡単に移行して、SQL Server のライセンスを不要とすることで、運用の簡素化とコスト削減ができる。さらに、Babelfish オープンソースプロジェクトが利用可能になった。

ほぼ1年前、同社は年次の re:Invent イベントでプレビューの Babelfish for PostgreSQL を紹介した。これには、オープンソースの Babelfish プロジェクトを Apache 2.0 ライセンスで利用できるようにするという約束も含まれていた。GA は、GitHub で利用できるようになる。さらに、Babelfish for PostgreSQL のブログ投稿で、オープンソースプロジェクトチームは次のように述べている:

Babelfish は、次の2つの部分で構成されています。PostgreSQL コミュニティに対するパッチで、PostgreSQL の将来のバージョンにパッチの上に構築された拡張機能を含めるために提出されます。独自の環境で Babelfish のクローンを作成、コンパイル、インストール、実行して T-SQL 互換機能を取得できます。

Amazon Aurora の Babelfish for PostgreSQL 機能は、PostgreSQL の SQL Server 互換エンドポイントとして機能し、PostgreSQL サービスを SQL Server アプリケーションからの通信を理解する、つまり T-SQL および SQL Server の接続プロトコル Tabular Data Stream (TDS) 通信プロトコルの理解を流暢にする。T-SQL のサポートには、SQL 方言 (dialect)、静的カーソル、データ型、トリガ、ストアドプロシージャ、および関数が含まれる。


出典: https://aws.amazon.com/rds/aurora/babelfish/

AWS News のブログ投稿で、AWS の主要な開発者アドボケイトである Sébastien Stormacq 氏は、Babelfish の利点について次のように説明している:

Babelfish は、アプリケーションに必要な変更の数を大幅に減らすことで、データベース移行プロジェクトに関連するリスクを軽減します。Babelfish を採用すると、SQL Server を使用するためのライセンスコストを節約できます。Amazon Aurora は、商用データベースのセキュリティ、可用性、信頼性を1/10のコストで提供します。

さらに、MongoDB のパートナマーケティングのグローバル責任者である Matt Asay 氏は、次のようにツイートした:

これは大きな問題です、オープンソースである基礎となる Babelfish コードはさらに大きな問題だと思います。SQL Server を実行することが好きな人にとっては向いていません。しかし、SQL Server から Postgres に移行して柔軟性/オプションを増やしたい場合は...? どうぞ。

また、Hacker News スレッドの回答者は、Babelfish のオープンソース化について次のようにコメントしている:

SQL Server 互換機能を追加すると、Postgres が新しいユーザ、ユースケース、マーケットに開かれます。これにより、さらに多くの「目的」に到達するための最も汎用的なデータベースの1つになります。

現在、Babelfish for Aurora PostgreSQL は、Aurora PostgreSQL によってグローバルにサポートされているさまざまな AWS リージョンで一般提供となり、追加のリージョンが間もなく登場する。価格設定の詳細については、Amazon Aurora の料金ページに記載されている。

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