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Javaニュース総まとめ: IntelliJ IDEA、JEP 421、Groovy、Open Liberty、Hibernate ORM、Eclipse Collections

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原文(投稿日:2021/12/07)へのリンク

今週2021年11月29日の Java 総まとめでは、OpenJDK、JDK 18、Project Loom Build 18-loom+7-288、複数の Spring プロジェクトポイントリリース、Quarkus 2.5.1.Final、WildFly 26 Beta 1、Open Liberty 21.0.0.12、Hibernate ORM 6.0.0-Beta2、Eclipse Mojarra 2.3.17、GraalVM Native Build Tools 0.9.8、Groovy 4.0.0-RC1、Eclipse Collections 11.0.0、IntelliJ IDEA 2021.3、および JReleaser 0.9.0 からのニュースを特集する。

OpenJDK

ファイナライズを削除するための非推奨化である JEP 421 は、JDK 18 の Candidate から Proposed to Target ステータスに昇格した。このJEPは、将来の JDK リリースで削除するために、JDK 1.0 で最初に導入されたファイナライズメカニズムを非推奨にする。ファイナライズはリソースリークを回避するように設計されているが、予測できない遅延、制御できない動作、スレッド化などのいくつかの重大な欠陥があり、デフォルトで常に有効になっている。JDK 421 のレビューは、2021年12月7日に終了する。

JDK 18

JDK 18 早期アクセスビルドは、ビルド 25 からさまざまな問題の修正等でアップデートがされたビルド 26 が先週利用可能になった。詳細については、リリースノートに記載されている。

JDK 18 の機能セットは、現在次のとおりだ:

開発者は Java Bug Database を介したバグのレポートが奨励されている。

Project Loom

Project Loom 早期アクセスビルドの ビルド 18-loom+7-288 がJavaコミュニティで利用可能になった。JDK 18 早期アクセスビルドのビルド 25 をベースにしている。

Spring Framework

3つのマイルストーンと1つのリリース候補があった後、Spring Cloud 2021.0.0 (コードネーム Jubilee) がリリースされた。Spring Cloud SleuthSpring Cloud GatewaySpring Cloud Kubernetes など、さまざまな Spring Cloud サブプロジェクトの依存関係のアップグレードと修正が行われている。Spring Cloud 21.0.0 は Spring Boot 2.6.1 と互換性がある。

Spring Boot 2.6 のリリースからわずか1週間余り、メンテナンスリリースのバージョン 2.6.1 が利用可能になった。11 のバグ修正とドキュメントの改善が行われている。

VMware のセキュリティレポートによると、Spring AMQP (Spring for RabbitMQ) バージョン 2.4.0、2.3.12、および 2.2.20 で CVE-2021-22095 に対処されたとのことだ。これは、OutOfMemoryError 例外をスローするときに大きな String オブジェクトを生成する可能性のある Message クラス内の toString() メソッドにある脆弱性だ。Spring Boot バージョン 2.6.0 および 2.5.7 には、それぞれ Spring AMQP バージョン 2.4.0 および 2.3.12 が含まれている。

Spring Authorization Server 0.2.1 が次のような新機能でリリースされた: ユーザ情報クライアント構成用の新しいエンドポイントの実装。サンプルの再構築。OAuth2AuthorizationConsent クラスのインスタンスへの更新を可能にOAuth2AuthenticationContext クラスのサブクラス化を可能に。詳細については、リリースノートに記載されている。

Spring Cloud Function 3.2 が次のような新機能でリリースされた: gRPCのサポート。CloudEvents 仕様のサポート強化。FunctionCatalog インターフェースの新しいアクチュエータエンドポイント。AWS カスタムランタイムのサポートの改善。AWS で Spring Native のサポート。

Quarkus

Quarkus 2.5.0 のリリースから1週間後、メンテナンスリリースである Quarkus 2.5.1.Final が多数のバグ修正と依存関係のアップグレードが提供されて利用可能になった。詳細については、変更ログに記載されている。

Red Hat は、Quarkus ウィザードで新しいプロジェクトを確立するときに Quarkus ストリームをサポートする IntelliJ 1.9.0 の Quarkus ツールもリリースし、IntelliJ 2021.3 との互換性の問題を修正した。プラットフォームとストリームを使用して拡張機能を検出する方法の詳細については、このブログ投稿に記載されている。

WildFly

Red Hat は WildFly 26 Beta1 を次のような新機能でリリースした: MicroProfile Reactive Messaging QuickStart for Reactive Messaging 2.0 の最新化。getParameterTypes().length の複数使用を getParameterCount() に置き換え。古いバージョンの WildFly 非推奨機能サポートの終了。アサーション引数が正しい順序で渡されるようにした。

Open Liberty

IBM は、Jakarta EE 9.1 のサポート、構成可能なサーバレスポンスヘッダ、およびバグ修正によりベータリリースから Open Liberty 21.0.0.12 に昇格した。

IBM は Open Liberty 22.0.0.1-beta もリリースした。MicroProfile 5.0 の次のリリース、MicroProfile Rest Client 3.0 と開発者が server.xml ファイルでデフォルトの JPA 永続プロパティを宣言できるようにする JPA の機能拡張をサポートしている。

HIbernate

Hibernate ORM 6.0.0 への道のりで、次の機能で2番目のベータリリースが利用可能になった: 最小バージョンを JDK 11 に。カスタム複合型の初期サポート。Hibernate のコアではないモジュール、hibernate-envershibernate-jcache、および hibernate-spatial の更新。その他、ユーザガイド移行ガイド、および Hibernate 6.0 リリースページのリソースがある。

Eclipse Mojarra

PrimeFaces 11.0 をサポートしたメンテナンスリリースである Mojarra 2.3.17 が利用可能になった。この Mojarra バージョンは、Jakarta EE 8 の Jakarta Server Faces 2.3 仕様と互換性のある実装だ。Jakarta EE 9 の Jakarta Server Faces 3.0 の場合は、Mojarra 3.0.2 が互換性のある実装だ。

GraalVM Native Build Tools

バージョン 1.0への道のりで、Oracle LabsNative Build Toolsバージョン 0.9.8 をリリースした。これは、GraalVM Native Image との相互運用性のためのプラグインで構成される GraalVM プロジェクトだ。この最新リリースでは、JUnit との相互運用性の向上に加えて、Maven および Gradle プラグインに対する多数のバグ修正と改善が含まれている。

Groovy

Object Computing, Inc. のプリンシパルソフトウェアエンジニアである Paul King 氏は、Groovy 4.0.0-RC1 が利用可能になったことを発表した。新機能には、switch 式、レコード、および SQL のような構文のクエリを実行する DSL の Groovy-Integrated Query (GINQ) などがある。

Eclipse Collections

BNY Mellon のシニアスペシャリスト開発者であり、Eclipse コレクションプロジェクトのコミッタであり、Pittsburgh JUG リーダの Sirisha Pratha 氏は、Java の包括的なコレクションライブラリである Eclipse Collections 11.0.0 が利用可能になったことを発表した。このリリースは、Java コミュニティによって要求された新しい API と機能に焦点を当てている。詳細については、リリースノートに記載されている。

IntelliJ IDEA

JetBrains は IntelliJ IDEA 2021.3 をリリースした。これには、開発者がリモートマシンに接続し、IDE のバックエンドをデプロイして、プロジェクトが自分のローカルマシンにあるのと同様に操作できるリモートバックエンドのベータ版のサポートなど、多数の新機能が含まれている。InfoQは、より詳細なニュース記事をフォローアップする。

JUnit

JUnit 5.8.2 がリリースされた。@CsvSource および @CsvFileSource アノテーションが更新されている。更新では、CSV ファイルとして扱われるテキストブロック、表示する名称の CSVヘッダ、およびカスタム引用符サポートがサポートされている。詳細については、リリースノートに記載されている。

JReleaser

JReleaser 0.9.0 がリリースされた。Jlink アセンブラーの改善、Foojay Discovery API を使用した JDK のプロビジョニング機能、Gradle プラグインの更新、JReleaser パッケージャのリストに MacPorts を追加している。詳細については、変更ログに記載されている。

JakartaOne Livestream Conference 2021

3回目の年次の JakartaOne Livestream バーチャルカンファレンスは 2021年12月7日 に開催され、最初の 12 の1時間セッションが東部標準時午前6時から始まる。これらのセッションには、主に Jakarta EE および MicroProfile 関連のトピックに焦点が当てられており、Java の著名人のホストによって提供された基調講演と15分のスロットがある。詳細については、この InfoQ ニュース記事に記載されている。

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