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AngularJSが正式にサポート終了へ

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原文(投稿日:2022/01/19)へのリンク

現在の世界的パンデミックによって引き起こされた猶予期間の後、AngularJSの長期サポートは中止となった。AngularJSは引き続き利用可能だが、そのリポジトリはアーカイブされ、セキュリティパッチを含む更新が今後なくなる。

GoogleはAngularJSが3年以上前に長期サポートを開始すると発表したが、AngularJSは現在でも広く使用されている。これは、AngularJSからその後継のAngularへのアップグレードは簡単な作業ではないという事実で説明される。Googleがバージョン1からバージョン2に完全に再設計したためである。2つのフレームワークの違いはマイナーではない。その範囲は、採用する必要のある言語(JavaScript for AngularJS, TypeScript for Angular)からアーキテクチャ全体までである。そして、MVCパラダイム、モバイルサポートなどに準拠するAngularJSである。

ただし、AngularJSのLTS終了で、LTSからどのようにして離れるかの計画を開始する時期が来た。どのようなタイミングでも、迅速なパッチ適用を必要とする脆弱性が新たに発見される可能性がある。同じように、AngularJSの更新は、新しいブラウザーバージョンあるいは他のフレームワークとの非互換性を修正するために必要になる可能性がある。

Googleの元AngularJSリード開発者のPete Bacon Darwin氏は、Angular、Vue.js、Reactなど、現在も有効なすべてのオプションを考慮に入れるための複数の選択肢を挙げた

もちろん、AngularJSはMITライセンスであるため、レポジトリをフォークして進化させ続ける可能性が排除されることはない。

実際、XLTS.devのチームによってメンテナンスされている、そのようなフォークはすでに存在している。まだ移行の準備ができていない組織に長期的なサポートを提供するためである。XLTSチームは、少なくとも2026年の終わりまでAngularJSをサポートすることを計画していると発表した。XLTSは、AngularJSがセキュリティパッチ、新しいブラウザバージョンによってもたらされた変更、jQueryパッチを最新の状態に保つことを目的としたサポート契約を提供する。興味深いことに、XLTSのチームは、Angularプロジェクトへの以前と現在のコントリビュータで構成されている。

AngularJSを使う既存のプロジェクトは、引き続きCDN URL、npm、bowerパッケージにアクセスできる。同様に、GitHubリポジトリでは、コード、イシュー、プルリクエストの履歴への読み取り専用アクセスができる。

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