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KubeConEUでCNFCの卒業セレモニー:Prometheus、Linkerd、​​Helmなど

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原文(投稿日:2022/05/20)へのリンク

KubeConEU + CloudNative Conferenceの最終日の基調講演の一環として、CNCFは、より高いレベルの成熟度に移行するプロジェクトを発表した。この移行により、それらの利用が推奨されると共に、サポートが必要となる。新たに移行したプロジェクトの中で、Prometheus、Jaeger、Envoyなどのすでに知っている名前を見つけることができるであろう。一方で、ArgoCD、OpenTelemetry、gRPCはIncubatingステータスに到達した。

卒業基準に記載されているように、「CNCFプロジェクトには、Sandbox、Incubating、Graduatedの成熟度レベルがある。これはキャズム理論ダイアグラムのイノベーター、アーリーアダプタ、アーリーマジョリティの各層に対応する。成熟度は、どのような種類の企業が、どのプロジェクトを採用すべきかに関するCNCFからのメッセージである。プロジェクトは、CNCFの技術監視委員会に持続可能性を示すことにより、その成熟度が高まる。それは、そのプロジェクトが採用され、健全に変化し、複数の組織にコミッター(ソース管理リポジトリでソースコードに変更を加える権限を持つ人)がいることである。そして、CNCF行動規範を採用していることである。また、コアインフラストラクチャイニシアチブのベストプラクティスバッジを達成し、維持することである。詳細は卒業基準に記載されている。」Jasmine James氏、Emily Fox氏、Ricardo Rocha氏に代表されるCNCFは、このセッションで移行するプロジェクトを公開した。

Envoy: 元々Lyftで開発されていた。これは小さなフットプリントで高性能を実現するエッジおよびサービスプロキシである。そのイニシアチブの1つとして、プロジェクトでContourとEmissaryを構築するためのenvoyベースのIngressとAPIゲートウェイを取り入れた。これにより、コミュニティで行われている冗長な作業を減らすことができる。一方で、開発チームやプラットフォームチームにとって、Envoyは特別なセットアップなしで使える、非常に有力な選択肢にもなる。

Jaeger: 元々Uberで開発されていた。これはマイクロサービスベースの分散システム向けの監視・トラブルシューティングツールである。その機能には、分散コンテキストの伝播とトランザクションの監視、サービスの依存関係の分析、根本原因の分析、パフォーマンス/遅延の最適化などがある。

現在のイニシアチブ: 適応サンプリングの完全自動化された動的制御、OpenTelemetry SDKの採用とネイティブJaeger SDKの廃止によるOpenTelemetryへのオールインワンがある。他にも継続的な取り組みとして、CassandraElasticsearchの採用に関するものがある。これは、コミュニティの支援が高く評価されているイニシアチブである。

Prometheus: 元々SoundCloudで構築された。これは、指定された間隔で設定されたターゲットからメトリックを収集するシステム監視・アラートツールキットである。Kubernetesに続いて、2016年に2番目にCNCFがホストするプロジェクトとして参画した。

そのイニシアチブには、Prometheusモニタリングの領域として、さまざまなプロジェクトやベンダー間の相互運用性を保証することを目的としたPrometheus適合プログラムが含まれている。もう1つのイニシアチブとして、Prometheusエージェントモードがある。これは、ローカルストレージが必要でない、または利用できないシナリオ(エッジノードなど)を対象とした機能である。このような状況では、リモートストレージへの書き込みができる(Thanoscortexなど)。

Linkerd: 世界で最も小さく、最も単純なサービスメッシュであると自身を表現している。本番環境に適用できるレベルであることをさらに保証するために、外部のセキュリティ監査に合格した。その最も注目すべき採用者の中には、XBox Cloud Gamingがある。現在のイニシアチブの1つとして自動クロスクラスターフェイルオーバー機能がある。これにより、障害のあるサービスから別のサービスへ自動的にトラフィックリダイレクトできる。

TiKV: 1桁のミリ秒の遅延を実現するクラウドネイティブの分散キーバリューストレージである。進行中のイニシアチブの中で、ラフトエンジンが利用できるようになったことで、帯域幅が30%削減され、クラウドでのコスト効率が向上した。そして、適応型の書き込みとフロー制御の保留に関してコスト効率が向上した。悲観トランザクション(悲観ロックを使うトランザクション)では、このツールを使うことで20%高速となる。

TUF: このUpdate Frameworkは、更新を安全にコンテンツ配信するためのフレームワークである。さまざまな種類のサプライチェーン攻撃から保護し、セキュリティー侵害に対する回復を約束する。プロジェクトで最も重要なイニシアチブの1つは、Pythonリファクタリングであった。これにより、維持するコードベースをはるかに小さく、堅牢にするだけでなく、より人間工学的なAPIを実現できた。

ROOK: Kubernetes向けのクラウドネイティブストレージオペレーターである。リリース1.9では、Quincyの最新リリースであるCeph Quincyのサポートを提供する計画である。

HELM: Kubernetesでアプリを検索、共有するために広く採用されているパッケージマネージャーである。HELMコミュニティから最も要望の多かった機能の1つは、Open Container Initiativeのサポートであった。そのため、バージョン3.8.0以降のhelmでは、チャートをコンテナーレジストリに保存できるようになった

設立から7年後、CNFCの卒業の状況は、PrometheusやHelmなどのベテランを含む8つの新しいプロジェクトで強化され、16のプロジェクトに到達した。それ以外にも、ArgoCDFluxOpenTelemetryを含む14の新しいプロジェクトがインキュベーションステータスを獲得したことが発表されたことで、インキュベーションプロジェクトの数は33に達した。

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