BT

最新技術を追い求めるデベロッパのための情報コミュニティ

寄稿

Topics

地域を選ぶ

InfoQ ホームページ ニュース Google Maps、Aerial View APIをプレビューリリース

Google Maps、Aerial View APIをプレビューリリース

先日のGoogle I/Oカンファレンスで、クラウドプロバイダーは、観光地の映画のようなビデオにアクセスする新しいオプションであるAerial View APIのプレビューリリースを発表した。Google Mapsのその他の改良点として、ルートのイマーシブビュー、フォトリアリスティック3Dタイル、新しいルートのカスタマイズ機能、再利用可能なウェブコンポーネントが挙げられる。

新しいAerial View APIを使用すると、開発者は物理的な住所の航空写真動画を作成して表示し、Google Earthで使用されているのと同じ3Dマップソースでホテル、観光名所、店舗などの場所を強調できる。Googleによると、上空からの眺めは、スケール感や遠近感を生み出し、ユーザーが情報に基づいたロケーションベースの意思決定をバーチャルに行うのに役立つという。GoogleのプロダクトマネージャーであるMatt Brightman氏は、次のように説明している。

Aerial Viewは、高解像度のシネマティックビデオをAPIベースで作成し、YouTubeのビデオを埋め込むのと同じように、企業がウェブサイトやアプリケーションに素早く埋め込むことを可能にするプログラムだ。APIは、処理、保存、配信など、重要な作業をすべて処理する。

画像 Source: https://mapsplatform.google.com/maps-products/aerial-view/

getVideoメソッドは、Google がすでにすべての動画を生成していると仮定し、指定された住所または動画 ID の既存の航空写真動画を返す。新しい航空写真動画を生成するには、renderVideo メソッドで指定された住所の航空写真動画の生成を要求し、動画がすでに存在する場合はそのメタデータを返す。

curl -X POST -d '{
  "address": "POSTAL_ADDRESS"
}' \
-H 'Content-Type: application/json' \
"https://aerialview.googleapis.com/v1beta/videos:renderVideo?key=YOUR_API_KEY"

提案されたユースケースとしては、物件購入者や賃貸者の利用、すでにプリレンダー映像として存在する広範囲の場所へのアクセス、旅行者がその地域の建物や目印を知るための手助け、または既存のアプリケーションへの3D視覚体験の展開などがある。

毎年実施される開発者向けカンファレンスでは、Google Mapsに関連する発表が他にもあった。AIを活用したImmersive View for routesは、天気や交通情報、道順、大気の質など、ルートに関する情報を表示する新しい方法である。クラウド プロバイダーは、フォトリアリスティック 3D タイルを使用して没入型3Dマップエクスペリエンスを作成可能になったとも発表した。新しい地理データ製品の実験的リリースでは、高解像度の RGB 光学画像でサポートされた現実世界の3Dメッシュモデルが提供される。都市ブロックから都市全体のスケールまで視覚化できるように設計されており、49 か国の 2,500 以上の都市をカバーしている。

Maps JavaScript APIのデータセット用データドリブンスタイリングのプレビューリリースにより、開発者は地理空間データを地図上の点、線、多角形として視覚化し、スタイリングできる。

画像 Source: https://cloud.google.com/blog/products/maps-platform/latest-maps-customization

W3C標準に基づいて構築された新しいReusable Web Componentsは、開発者がMaps Javascript APIに含まれる既存の地図機能をエミュレートした地図や高度なマーカーWebコンポーネントにアクセス可能にする。

以下はSnapのグラフィックプログラマー、Omar Shehata氏のツイートである。

Google Earthの3Dデータが、標準のglTFファイルとして、アプリケーションで利用できる日が来るとは思わなかった!(Google MapsのAPI使用制限に従う)

Aerial View APIは現在、米国の郵便番号で利用可能で、将来的にはさらに多くの国で利用可能になる予定である。

作者について

この記事に星をつける

おすすめ度
スタイル

BT