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Elastic社、OpenTelemetryをプロファイリング・エージェントで強化、システムの健全性に関する洞察をコミュニティと共有する
Elastic社は最近、継続的なプロファイリング・エージェントをOpenTelemetry(OTel)プロジェクトに寄贈する計画を発表した。このエージェントは、ランタイムやバイトコードのインスツルメンテーション、再コンパイル、オンホスト・デバッグ・シンボル、サービスの再起動を不要にする、常時稼動の継続的プロファイリング・ソリューションである。
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Netflix、eBPFのパフォーマンス効率向上を目指すbpftopを発表
Netflixはこのほど、eBPFプログラムの最適化と監視を強化することを目的としたコマンドラインユーティリティ、bpftopを発表した。bpftop は、動作中の eBPF プログラムのリアルタイムのスナップショットを提供する。プログラムの平均実行時間、毎秒処理されるイベント数、各プログラムの総CPU使用率の概算などのメトリクスが表示される。このツールによって、NetflixはeBPFの能力を活用することになる。
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Kubecost、ネットワーク監視機能を備えたバージョン2.0を発表
Kubernetesのコスト監視と管理ソリューションである"Kubecost"は、Kubernetes関連のクラウド費用をより良く監視、管理、最適化するための多くの新機能を搭載したメジャーアップグレードである、"Kubecost 2.0"のローンチをこの程発表した。新機能には、高度なネットワーク監視、新しい自動化ワークフローシステム、機械学習によるコスト予測の改善、高性能APIバックエンドなどがある。
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マージキューでGitHubのデプロイを改善する
GitHubは先日、マージキューを使ってコード更新を実装する話題に触れた。マージキューはGitHub.comで 30,000 件以上のプルリクエストとそれに対応する450万回のCI実行を管理するために開発され、拡張を続けてきた。
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ソフトウェアチームにおけるテストの影響
テスターがソフトウェアチームに貢献する方法として、品質ギャップを伝えること、良いテストのために場を整えること、自動化コードを書くことが挙げられる。Maaret Pyhäjärvi氏によれば、私たちはテスターではなく、テスト自体について考える必要があるという。チームメンバー間のコラボレーションやコミュニケーションは、製品やユーザー体験に有益な影響をもたらす。
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KubeCon EU基調講演:生成AIを用いた、責任あるイノベーションを起こすための行動を呼びかける
KubeCon EUの午前中の基調講演は、クラウドネイティブコミュニティに対して、今年のイベントの焦点であった重要な技術やテーマの進化に参加し、支援するよう、まさに行動を呼びかけるものであった。最初の呼びかけはAIに関するもので、生成AIの計算ニーズに必要なインフラを拡張する手助けを求めるものだった。この呼びかけは、クラウドネイティブ・プラットフォームの「ゴールデン・パス」をグリーンで持続可能なものにし、あらゆるイノベーションが責任あるものであることを保証するよう奨励することとバランスが取られていた。
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QCon London: Trainline社における、マイクロサービスアーキテクチャと技術組織のスケーリング
先日開催されたQCon Londonカンファレンスにて、Trainline社のCTOが、過去5年間における同社のシステム・アーキテクチャと組織構造の進化について講演した。同社は、テクノロジー・プラットフォームの性能と信頼性を向上させることで、市場の変化と顧客からの期待の高まりに応える必要があった。
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Apple社の研究者、異なるLLMを組み合わせて最先端の性能を実現する手法を詳説
この程、多くの大規模言語モデル(LLM)がクローズドソースとオープンソースの両方で利用可能になり、更にマルチモーダルLLM(MLLM)として知られる複合モデルの作成につながっている。しかし、最先端のマルチモーダルLLMを設計するための原則と教訓を抽出した、Apple社の研究者は、そのようなLLMを作るためにどのようなデザインの選択がなされたかを明らかにするものはほとんどない、あるいは皆無だと述べる。
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Meta社、24000基以上のGPUから成るAIインフラ設計を発表
Meta社はこの程、2つの新しいAIコンピューティング・クラスターの設計を発表し、それぞれ24,576基のGPUを搭載している。これらのクラスタはMeta社のGrand Tetonハードウェア・プラットフォームに基づいており、1つのクラスタは現在Meta社の次世代モデルである、"Llama 3"のトレーニングに使用されている。
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Azureの新しいセキュアなシミュレーション・ワークベンチでエンジニアリング設計とコラボレーションを強化する
Microsoftは最近、Azure Modeling and Simulation Workbench(MSWB)のパブリックプレビューを開始した。このフルマネージドエンジニアリング環境は、多層的なセキュリティとアクセス制御ソリューションによってデータとIPを保護しながら、安全なユーザーコラボレーションを可能にする。
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AI、オーケストレーション、ネイティブネットワーク、K8sGPTなど:"KubeCon EU"にて"CNCF sandbox"の新プロジェクトに焦点当たる
先日開催された"KubeCon EU 2024"カンファレンスで強調されたように、12月にはCI/CDのkube-burner、コンテナランタイムのKuasar、オブザーバビリティのK8sgpt、カオスエンジニアリングのKRKN、API Gatewayのeasegress、クラウドネイティブネットワークのspider pool、スケジューリングとオーケストレーションのKubeStellarなど、さまざまなカテゴリで新しいプロジェクトがCNCF sandboxに加わった。
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Databricks、オープンソースの汎用LLM "DBRX" を発表
Databricks社は、オープンモデルの標準を再定義し、業界ベンチマークで有名な競合他社を凌駕することを目的とした、新しいオープンソースの大規模言語モデル(LLM)である、"DBRX"を発表した。
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ソフトウェア開発における"実験文化"の育成
"実験文化 (Experimentation culture)"とは、新しいことに挑戦し、共に学び、複雑なソフトウェアの問題を解決し、共に価値を創造することである。Terhi Aho氏によると、ソフトウェア組織における実験文化には、強力なマネジメントのサポートと心理的安全性が必要であるという。
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CNCF、Kubernetes上のKafkaを簡素化するStrimziをインキュベートする
Cloud-Native Computing Foundation(CNCF)は、Kubernetes上でのApache Kafkaのデプロイを効率化するインキュベート・プロジェクトとしてStrimziを承認した。Strimziは、Kubernetes上でのKafkaの設定、デプロイ、運用を容易にするKubernetes APIを拡張する一連のオペレータを通じて、Kafkaと対話するKubernetesネイティブな方法を提供する。
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研究者らが、LLMジェイルブレイク攻撃の防御アルゴリズム"SafeDecoding"のオープンソース化を発表
ワシントン大学、ペンシルバニア州立大学、アレンAI研究所の研究者が、大規模言語モデル(LLM)をジェイルブレイク攻撃から守る技術である、"SafeDecoding"のオープンソース化を発表した。SafeDecodingは、大きな計算オーバーヘッドを発生させることなく、ベースラインのジェイルブレイク防御を上回る性能を発揮する。