最近IBM developerWorks(サイト・英語)に掲載された記事(source)において、構築中のプロセスにある継続的インテグレーション(CI)(source)とコードインスペクションタスクをオープンソースツールを使用して自動化する事を取り上げている。それはjava.net(サイト・英語)コミュニティによって開発されたCIサーバであるHudson(サイト・英語)を、Subversion(サイト・英語)コードリポジトリをポーリングし、ソースコードに変更が発見される度にAnt(サイト・英語)ビルドスクリプトを動作するために、どのようにインストー ルし設定するのかを解説している。
著者Andrew Glover氏は通常のCI環境設定において下記の3つを主要アイテムとして挙げた。
- Apache Antのようなビルドツールを使ったビルドプロセスの自動化
- CVS(サイト・英語)かSubversionのようなソースコードリポジトリ
- HudsonのようなCIサーバ
Andrew氏は動作中の自動ビルドのためのHudsonサーバ内で、どのようにJavaプロジェクトを設定するのかを説明するためにサンプルJavaアプリケーションを使用している。また彼はHudsonのプラグイン拡張(source)を使用してFindBugs(サイト・英語)とPMD(サイト・英語)のようなソフトウェアインスペクションツールとコード解析の統合の仕方を解説した。
また、その記事はビルドプロセスの実行時間とテストトレンドをキャプチャーするために、Hudsonをどのように使用したら良いのかを説明している。それぞ れのビルドにCIサーバはJUnit結果のXMLファイルをパースし、何個のテストがそれぞれのアプリケーションビルド間で付加されたのかを示すトレンドグラフを構築する。またそれはそのテストが合格(青グラフ)もしくは不合格(赤グラフ)であるかを表示する。PMDかFindBugsを使用して見つけられたコード違反かもしくは欠陥は、解析の記録のためにそれぞれのビルド内で記録される。
Hudsonはビルドが失敗した際にメールがプロジェクトチームに送られるようにSMTPサーバに設定することができる。またそれはRSSを告知メカニズ ムとしてサポートするので、チームはRSSフィードを介してプロジェクトのBuild Statusページにサブスクライブすることができる。
HudsonはまたJunit(サイト・英語)とTestNG(サイト・英語)テストフレームワーク両方をサポートする。またそれはCVS、ClearCase(サイト・英語)か、もしくはAccurev(サイト・英語)のようなSCMソフトウェア、そしてMaven(サイト・英語)かもしくはGant(サイト・英語)のようなビルドツールに統合することも可能だ。HudsonのWebサイトに載っているプラグインのフルリスト(source)には、異なるオープンソースと商用SCM、コードカバレッジ、問題トラッキングツールとの統合が記載されている。
developerWorksに掲載されているCIトピックに関するもう一つの記事(source)で、Paul Duvall氏はCI環境の設定時のベストプラクティスと彼が呼ぶところのCIアンチパターンの防ぎ方を説明している。そのベストプラクティスとは下記のとおりである。
- デベロッパは長時間待って一度に数個の変化をチェックするよりも、むしろ小さなコードの塊を頻繁に従事するべきである
- CIサーバはビルドが壊れる時にプロジェクトチームに即時に知らせるべきである
- それはプロジェクトチームにビルドの状況を伝えるため、E-mailやRSSのようなフィードバックメカニズムを使用するべきである
- ビルドの状況フィードバックは簡潔であるべきで、それにはビルドに関連した情報が含まれているべきである
- ビルドサーバはより早いビルドのため、十分なハードウェアリソースを所有しているべきである
- プロジェクトチームはより長い動作プロセスを非同期的に行うために、”ビルドパイプライン”アプローチに従うべきである