Sauce Labs は、Appiumを拡張して Android と Firefox OS アプリケーションの自動テストをサポートした。iOS へのサポートは、今年の始めに提供されている。 Appiumの主要なフィーチャは、以下である。
- 開発者は、ネイティブ、ハイブリッド、モバイルのウェブアプリをテストできる。
- これは、実際のデバイスまたはエミュレータ/シミュレータ上で使用することができる。
- iOSとAndroidのアプリケーションを1つのスクリプトでテストすることができる。
- モバイルWebアプリケーションは、通常ネイティブアプリケーションには使用されない、別のテスト用のスクリプトが必要である。これは、主にウェブページに含まれるグラフィカルな要素とそのようなページの構造の違いからである。
- テストを実行するために、Appiumは、AppleのUIAutomationライブラリやAPIバージョンが16より大きなものに対してはAndroidのUiAutomatorフレームワークとやり取りする。それより小さなバージョンでは、Appiumは、Selendroidアドオンを使っている。
- Appiumは、テストコマンドを送信するのにSelenium WebDriver APIを使っている。
Appiumでアプリケーションをテストするために、アプリケーションを再コンパイルする必要は無い。テストは、Selenium WebDriverがサポートするどの言語で書いても良い、例えばJava, Objective-C, JavaScript, PHP, Python, Ruby, C#, Clojure, Perl, Haskellであり、どのテストフレームワーク、例えば JUnit, RSpec, PHPUnit, Nose, Mocha, Cucumber, Capybara, Vowsなどが使える。
Mozillaは最近、WebDriver APIを実装することで、Firefox OSにテストの自動化を追加した。このおかげで、Sauce LabsがこのモバイルウェブOSをサポートするように、Appiumを拡張するのは容易だった。Sauce Labsのシニアソフトウェア開発者であるJonathan Lipps氏は、 GTAC 2013にて、Firefox OS上で自動テストを走らせるデモを行った(33’50”の Firefox OS デモを見て欲しい)。
Sauce Labs は Appium をオープンソースし、必要に応じてクラウド環境中でスケールアップできるシミュレータ/エミュレータ上で自動モバイルテストを提供することによって、その開発ツールをサポートする。