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無料で使えるWindows Azure Webサイトの編集と展開

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前回はWindows Azure Webサイトの無料モードによるWordPressサイトの立ち上げを紹介した。今回は、作成したWebサイトの編集・展開方法とデータベースへの接続方法について紹介する。
なお、本稿の内容は「無料モード」に限らず「共有モード」や「予約済みモード」でも適用可能だ。

※Windows Azureの10月26日のアップデートにより、管理ポータルが日本語化されたため、今回から日本語版の画面を使った説明となる。

Webサイトの編集・展開方法には、以下の5つ方法を利用できる。

(1)FTPによる展開
(2)WebMatirx 2による編集と発行
(3)TFSと連携した展開
(4)GITと連携した展開
(5)Web配置ツールによる展開

FTPによる展開

Webサイト上にファイルを配置するために、各種機能が提供されているが、FTPによって直接ファイルを展開するのが最もシンプルな方法だろう。
前回も少し触れているが、FTPサイトへの接続情報は、管理ポータルで対象Webサイトを選択し、[ダッシュボード]から確認する。

図1:[ダッシュボード]からFTPホスト名とユーザー名を確認

但し、FTPユーザー名とパスワードは、事前に[展開資格情報のリセット]から設定しておく必要がある。

図2:[ダッシュボード]から[展開資格情報のリセット]を選択、ユーザー名とパスワードを設定

実際にFTPサイトに接続するユーザー名は、[ダッシュボード]上で確認できるとおり、「[サイト名]\[ユーザー名]」となるので注意する。

ホスト名、ユーザー名、パスワードを確認したら、一般的なFTPサイトと同様に接続し、ファイルのダウンロードやアップロードを行うことが可能だ。よりセキュアなFTPS(FTP over SSL/TLS)による接続にも対応している。

図3:FTPクライアントから接続した例

Webサイトのルートディレクトリは、[/site/wwwroot]となっている。[LogFiles]は、詳しくは次回説明するが、アクセスログやエラーログが格納されるディレクトリである。

Web Matrix 2による編集と展開

Webサイトでは、Windows向けの無償のWeb開発環境であるWebMatrix 2と連携することができる。WebMatrix 2は、ASP.NETやPHP、HTML5、jQueryなどをサポートし、Web開発やインターネットへの公開を簡単に行うことができるツールである。 

WebMatrix 2を利用するには、管理ポータルで対象のWebサイトを選択し[WEBMATRIX]をクリックする。初回はインストーラーが起動し、必要なツール群のインストールが行われるが、2回目以降はWebMatrix 2が直接起動する。

図4:[ダッシュボード]からWebMatrix 2を起動 

※起動時に証明書エラーが表示された場合は、[証明書の受け入れ]をクリックする。

WebMatrix 2の起動時に、Azure上からWebサイトを構成するファイルがローカルに自動的にダウンロードされる。

図5:WebMatrix 2起動中の画面

ダウンロードが完了すると、Webサイトを構成するファイルが読み込まれた状態でWebMatrix 2が起動する。ここでファイルの追加やソースコードの編集を行い、[実行]ボタンをクリックすることで、ローカルでの動作確認を行うこともできる。

図6:Webサイトをローカルで実行

データベースも起動時にダウンロードされているため、ローカルに構築されたMySQLデータベースを参照・編集することも可能だ。

図7:MySQLデータベースをローカルで編集

WebMatrix 2で編集したファイルやデータベースは、[発行]ボタンをクリックするとAzure上のWebサイトに反映させることができる。

図8:[発行]ボタンでAzureへ公開

[発行]ボタンをクリックすると、変更されたファイルの一覧やデータベースの上書きを確認する画面が表示されるので、Azure上に反映させたくない変更がある場合は指定することができる。

その他の方法(TFS/GIT/Web配置ツール)による展開

Webサイトでは、ここで紹介したFTPやWebMatrix 2以外にTeam Foundation Service(TFS)やGitWeb配置ツールを用いた展開にも対応している。

[ダッシュボード]の[概要]部分のリンクからは必要な設定やWeb配置用の発行プロファイルをダウンロードすることができる。

図9:TFSの設定やGitの設定、実行プロファイルのダウンロードへのリンク

本稿では詳しい説明は行わないが、Windows Azure上で提供されるTFSを使用すれば、Visual StudioやEclipseなどと連携したソースコードの管理からビルドや展開の自動化までを行う継続的インテグレーションのための環境を構築できる。

また、Web配置ツールのプロファイルをVisual Studioにインポートすれば、Visual StudioからAzure上のWebサイトに直接展開することも可能である。

Webサイトへの展開方法については以上となる。続けてWebサイトが利用するデータベースへの接続方法について紹介する。

Azure上のMySQLデータベースへの接続方法

前述のWebMatrix 2による編集操作では、ローカルのMySQLデータベースに接続する例を紹介した。ここでは、Azure上のMySQLデータベースに直接接続する方法を確認していきたい。

管理ポータルで対象のWebサイトを選択し、[ダッシュボード]の[接続文字列の表示]をクリックするとWebサイトに関連付けられたMySQLデータベースの接続文字列が表示される。

図10:[ダッシュボード]で[接続文字列の表示]をクリック

表示された接続文字列の情報により、MySQLのコマンドラインやクライアントツールを通じて、Azure上のMySQLデータベースに接続することができる。

以下は、MySQL Workbenchでの接続設定の例である。

図11:MySQL Workbenchでの接続設定の例 

・Connection Name:適当な接続名を設定する。
・Hostname:接続文字列のDataSourceを設定する。
・Password:接続文字列のPasswordを設定する。

Webサイトで利用可能なデータベース

Webサイトではアプリケーションが利用するデータベースとして、MySQLデータベースやSQLデータベースを選択できる。

MySQLデータベースは、ClearDBというサードパーティが提供するWindows Azure上に構築されたMySQL環境である。Webサイトの作成と同時に作成可能なMySQLデータベースは最大20MBの容量に制限され、比較的性能の低い無償のサービスである。
これ以上の容量や性能を求める場合には、ClearDBのWindows Azure向けサービスプランのページより有償のプランを申し込む必要がある。

SQL データベースは、マイクロソフトがWindows AzureのサービスとしてSQL ServerのRDB機能を提供するものである。Webサイト作成時にエディションなどを選択して新規作成することや、作成済みのSQLデータベースを選択することができる。但し、SQLデータベースを利用する場合は、別途費用が掛かる。(0~100MBであれば月額436.62円、100MB~1GBであれば月額873.23円など)

本稿では、Webサイトの編集・展開方法とデータベースへの接続方法を紹介した。手軽な方法から本格的な開発ツールとの連携など、様々な方式に対応していることが理解いただけたと思う。次回は、Webサイトの設定変更やモード・スケールの変更について紹介する。

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