以前発表したSCAとSDOに関する記事は、これらの仕様の展開を監視する、OASISのオープンコンポジットサービスアーキテクチャグループの構成についてであった。通常、OASISでは、1メンバーが1投票のポリシーで、終了までの作業の流れを直接手助けする議長(若しくは複数人の議長)がいる。しかしながら、今回は、OASIS(若しくはそのメンバーの何人か)は、もっと作業の仕組みを強要する必要があると考えている。彼らは正しいかもしれない。それというのも、多くの技術委員会を持ちそれらで構成されているオープンプロセスのOASISは、内部闘争により、ターゲットがそれたり大きく遅延させられている。したがって、監視し、結果を確認するための(委員会の舵取りをしている)メンバーの理事会は、当たり前の要求ばかりである。OMGが過去によく仕事をしたとか、JCP内のそういったボディ部(本体)の欠如といったことは、そういったプロセスのマイナス面として、しばしば引用される。
しかしながら、OASISの発表では次のように言っている。
委員会が舵を取るOpen CSAのメンバー選出は、7人のメンバーで構成されます。初めは、BEA Systems、IBM、Oracle、SAPからの代表者で4つの席が埋められるでしょう。彼らの任期は2年です。残り3人は、選挙になるでしょう。運営を一貫性のあるものとして保証するとためには、初めに選ばれた3人が、2年間の任期に対する次の選出までの1年間を勤務しなければならないでしょう。もともとの仕様の作成者は、既に、委員会の舵取りをコントロールしている。十分に形成された(であろう)これらの仕様は、OASISへの最初に提案されたものだった。これらを見る限り、彼らの周りでただ判を押す運動をしているだけの面倒な動きとしか思えない。何故、7つの席をオープンな投票にすることができないのかと問わなければならない。さらには、OASIS内でのより一層の密接な関係は無いのだろう?願わくは、3人の投票で選ばれたメンバーと4人の初期メンバーたちが、沢山の委員会の結果を確認するために共に行動することが良いことで有益である。たとえそれが、提出された作業の変更が必要だとしても。結局、コミュニティ全体としての利益を求めるべきで、上から押さえつけるものではないのである。
(原文は2007年3月28日にリリースされた記事です)