RedHatの一部署である、JBossは最近RichFaces JSFライブラリ(サイト・英語)のバージョン3.1をリリースした。Exadel(サイト・英語)との提携から分岐したこのリリースは、以前の商用RichFacesとAjax4JSFプロジェクト(サイト・英語)を統合した初めてのものである。InfoQはRichFacesの更なる詳細とこのリリースによって、JSFに何がもたらされるのかを追求するための機会を設けた。
新たなオープンソースライブラリとしてのAjax4JSFコードベースと、RichFacesコードベースの統合に加えて、このリリースにおいて主要な新機能とは下記のとおりである。
- JBoss Seam Integration(サイト・英語)-Seamを用いたRichFacesコンポーネントの設定と使用が大幅に簡易化された
- script.aculo.us(サイト・英語)との統合-RichFacesは現在RichFacesのコンポーネントでscript.aculo.usエフェクト(サイト・英語)の利用をサポートする
- Tooltipサポート-コンポーネントならどんなものでも関連性を持たせられるツールティップ(サイト・英語)を装備
- 新たなJSFコンポーネント(source)-カレンダーコントロール(サイト・英語)、データグリッド(サイト・英語)、データリスト(サイト・英語)、スクロール可能データテーブル(サイト・英語)、タグレベルデータバインディング(サイト・英語)を介するModel-and-View分離への依存を防ぐ、リファクタ済みツリーコントロール(サイト・英語)
JBoss.orgにおけるRichFaces3.1のリリースアナウンスメント(source)にて少し触れられたが、将来的にはRed Hat Developer Studio(サイト・英語)との統合、またJBoss Enterprise Platforms(サイト・英語)の法人の設立が予定されており、そのエンタープライズサポートには現在のプロバイダ、Exadel(サイト・英語)からRed Hatサブスクリプションモデルへの移行が含まれている。近い将来3.1.1のリリース(source)が予定されており、また現在JBoss Forumにおいては3.2がどのような機能を備えるべきであるかという議論が繰り広げられている(source)。またその内容はJBossのwikiにて掲載されている(source)。