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サービスデリバリプラットフォームを解剖

Software-as-a-Service(SaaS)は現在業界内で広くマインドシェアを獲得している。先日掲載されたこの記事において、Frederick Chong氏(マイクロソフトのアーキテクチャストラテジーチーム)と彼の同僚達がサービスデリバリプラットフォームの性能について詳述している(source)

彼等はインディペンデントソフトウェアベンダ(ISVs)が、顧客の特定の要求に基づいた専門的なサービス組織によって扱われたデプロイメントから進化したことに関して論じている。

・・・ソフトウェアベンダそのものが自家製で作ったホスティングソリューション・・・請求書作成、計量、ロギングのようなサービスデリバリコンポーネントがアプリケーションベンダに構築され、またアプリケーションスタックに統合されるところである。

彼等はこの状況をデベロッパ達が”マルチタスク”かもしくは”バーチャルメモリマネジメント”を処理するためにオペレーティングシステムレベルコードを一見して書かなければいけなかった時と比較している。

SDP(Service Delivery Platform: サービス提供基盤)がオペレーティングシステムとデータベースエンジンと同じくらい商業的に普及してくると、ベンダ達は中核のアプリケーション開発タスクに集中することができるようになるので、市場に売り出す時間とコストが削減できるのである。

この記事ではアクセスコントロールからのSDP、シングルサインオンとIDマネジメントからオーダーマネジメント、計量、請求書作成、オンボードアプリケーションテナントとサポートインフラストラクチャ(コールセンターとシステム)の能力に関して詳述されている。

また彼等はSDPがその能力を最大限に活用できるアプリケーションをデザインするにおいて、ISVを補助するためSDKを公開するべきであると主張している。特に彼等はSDKがDIパターンを実装することを勧めている。

アプリケーション開発とオペレーションタスク間における懸念の分離を更に提示すると

彼等が要約したSaaSホスティング業界のモチベーションと主張は下記のとおりである。

  • ホスティング業界の強烈な競合を考慮して、事業者は既存のホスティング環境において複数のコンポーネントを統合、利用し、自身たちを共有のソフトウェアサービスデリバリプラットフォームに区別しまた合理化することができるのである。
  • ソフトウェアサービスプロバイダは共有SDPを採用することによってより費用効率の高いサービスデリバリを約束することができる。特に、彼らのSDP事業者が与えたサービスデリバリガイダンスに準拠することが可能で、また共有インフラストラクチャのパラメータ内で動作することが可能なのである。
  • ソフトウェアベンダのSaaSホスティングにおける決断はいつもバイナリとは限らず、ハイブリッドであることもあり得る。またそれは共有SDP上に完全に依存することから、全体的にセルフホストであることまで一連の選択肢によって実現される。

Fred氏とGabriel Morgan氏(source)のような人達は障害、設定、会計、パフォーマンスとセキュリティマネジメント(FCAPS)に基づいたマネジメントフレームワークを開発した通信業界から学ぶ事を推進している。

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2007/11/anatomy-sdp

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