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Spring SourceのAdrian Colyer氏が”Spring in Prodction"を詳述する

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SpringSource(元 Interface 21)(サイト・英語)のAdrian Colyer氏は、3週間前に"Spring In Production"のトピックにおけるWebセミナーを主催した。そのプレゼンテーション(source)は、Spring Runtime Kernelアーキテクチャ、Springがトランザクション、データアクセス、セキュリティ、メッセージのようなエンタープライズサービスをどのようにサポートするのか、またSpringを原動力としたアプリケーションをどのように調整するのかに関するトピックを取り上げている。このプレゼンテーションのホワイトペーパーは、現在彼らのWebサイトからダウンロード可能となっている。

Adrian氏はそのプレゼンテーションをSpring Runtimeの概要から始めており、それがアプリケーションコンポーネントの製作とマネジメント、またそれらのコンポーネントによって提供されるリクエストの実行を管理する責任があると述べている。

そのプレゼンテーションは下記の三つのセクションを取り上げている。

  • Kernel - それはAOP(アスペクト指向のプログラミング)(source)、リソースローディングコンポーネント、そしてイベントサーバから成り立っている。kernelはアプリケーションコンポーネントをインスタンス化、設定し、またそれらのコンポーネントによって提供された全てのリクエスト用にインヴォーケーションを管理する。Adrianはブーストラッピング、設定とアッセンブリ、また同様にアプリケーションコンポーネントのポストプロセッシングとライフサイクルマネジメントのステップを用いて、kernelの内部動作に関して説明している。また彼はリクエストディスパッチとリソースローディングとイベントマネジメントの背景にある詳細を解説した。
  • エンタープライズサービスレイヤー - エンタープライズサービスレイヤー内のランタイムコンポーネントは、ネームスペースハンドラとポストプロセッサのような Springの拡張メカニズムを使用してKernelにプラグインされる。これらのコンポーネントはトランザクションマネジメント(source)、データアクセス(source)、例外マネジメント、メッセージング(source)、セキュリティへのサポートを提供する。またこのセクションではSpringランタイムがどのようにJMX Integration(source)とWeb Requests Handling(source)条件をサポートされるのかが描写されている。
  • パフォーマンス調整 - Adrian氏は"measure first"をSpringフレームワークを使用してJava EEアプリケーションを調整するためのアプローチとして推薦していて、それによってデベロッパは早期に最適化に関連した問題を防ぐことができる。アプリケーションパフォーマンスを測定する際にホットスポットを見つけるのと、アプリケーション内のそれぞれの層にレスポンスタイムのベースラインを設置するため、Apache JMeter(サイト・英語)、Selenium(サイト・英語)、JAMon(サイト・英語)、コードプロファイラ(JProfiler(サイト・英語)かもしくはYourkit Profiler(サイト・英語))の使用を要する。彼はデベロッパ達にデータベースコネクションプール、JMSメッセージング、またJMXマネジメント目的用にはコンテナ内のリソースを利用することを勧めている。また彼はHibernate vs JDBCクエリをいつ使用するか、またORMレイヤーにおいてランタイム時に何が起こっているかを理解するためのHibernate Statisctics(source)オブジェクトの使用に関するデザインのコツを提供している。

Adrian氏はデベロッパ達に 持続性ロジック(ビジネスロジックではなく)のみを保有しているオペレーションをストアドプロシージャとしてデータベースに動かしてランタイム最適化の利点を活用することや、またバックグラウンドで動作可能なタスク用にSpringの非同期タスクExecutor(source)の使用を推進してい る。 

"Spring in Prodction"のホワイトペーパーは登録プロセス(source)を完了した後にSpringSourceWebサイトからダウンロード(source)できる。

InfoQとの対談の間に、Adrian氏はこのシリーズでは簡潔に製品の機能を説明するよりもむしろ応用トピックに焦点が合わされていて、またWebセミナーとホワイトペーパーはSpringを使ったアプリケーションを開発、デプロイするベストプラクティスを提示していることを述べた。このWebセミナーシリーズにおける次なるイベントは来年の初旬に開催される。 

今後行われるプレゼンテーションに含まれているトピックは下記のとおりである。

  • Springアプリケーションの設定とテストのベストプラクティス
  • Springとエクストリームトランザクションプロセッシング
  • WebLogicWebSphere、Oracleアプリケーションサーバのような特定のサーバー環境上でデプロイされたSpringアプリケーション

もし興味深いトピックに関する提案があればAdrian(サイト・英語)SpringSourceチーム(サイト・英語)に申し出てほしい。

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2007/11/spring-production

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