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SOAへの投資

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先日、Todd Biske氏はSOAへの投資を題材とした、Gartnerのアプリケーションアーキテクチャ開発&統合サミット(source)のセッション概要を掲載した。(source)

インフラストラクチャ、スキル、組織変更の点において、SOAの縮小は困難になり得る。(source)REST(source)のコミュニティは費用を削減し、プレゼンテーション層において構成能力を利用し価値を高めることによってこの問題の解消に取り掛かっていることは知っておくべきである。

Webでの簡単な検索ではそのトピックに関する情報はほとんど見つからなかった。(source)どうやらその質問はタブーとなっているようである。

Todd氏はSOAコンソーシアムでの、投資の調査結果(source)が下記を示していることを報告した。:

模範となるSOAへのアプローチはありません。SOAのプログラムを利用する人もいるし、また既存のプロジェクト等からのサービス開発を期待する人もいます。

彼の経験において本来の目的がSOAのプロデュースである投資プログラムに遭遇したことはないのである。彼はいつも取り組みの一環としてサービスを活用するビジネスプロジェクト・プログラムを手がけてきたのである。

Todd氏は一番の投資問題を解決するのが重要である一方、現在存在しているSOAの投資問題は未だ未解決のままである。

そして次にそのパネルのトピックはメトリクスへと続いた。

メトリクスなしに成果をどのように測るのだろうか。わたしたちがよりAgileである(また生産開発ソリューション)事を示すためには、事がどのように進行してきて、また将来どのように発展するのかということに関するメトリクスが必要になるのです。

サービス消費量に関連したメトリクスもある。:消費者の数、消費者による使用量、最小値・平均値・最大値、レスポンスタイム等である。私自身の経験におい てこれらのメトリクスをほとんど有効とせず、現在はWebアプリケーションへのエントリーポイントよりも更に細かいレベルでの粒度が非常に有益なのであ る。   

Todd氏は下記のように説明している。

  誰か他の人がITのプロジェクトベースのカルチャーがSOAの成功の障害になり得ると考えていることはとても良い事でした。

もしあなたが顧客から独立したサービスオーナーがないのであれば、それぞれの消費者は彼らのプロジェクトに一番有益な方向に事を進ませるのだろうが、まだだれもそのサービスを所有していないのである。この内部闘争はSOAにとって非常に不利益なのである。   

最後のトピックはサービスポートフォリオマネジメント(SPM)である。Todd氏はSPMをアプリケーションポートフォリオマネジメントと比較し、早期にSPMに集中しAPMの欠如によって招かれる混乱を防ぐことを提案している。:

  未だ臨界点には達していないのでレジストリ・リポジトリが必要ないと主張している人は大きな間違いを犯している。

全体的にその議論において、従来のソリューション実装と比較してみるとあなたがどんなテクノロジーを選択しても、SOA内においてサービスの”フォームファクター”は少なくとも3次元において変化するのである(パッケージかもしくはカスタム)。:

  • プロジェクトマネジメント:サービス実装プロジェクトは通常のソリューションより小さいのだが、サービス実装に加えて諸経費を増やす厳密なプロジェクトマネジメントキャパシティが必要となる。
  • 一貫性の程度:エンタープライズレベルにおけるサービスの首尾一貫性の程度は通常のソリューションよりも遥かに高いのである。成功するサービス実装には彼らのニーズとロードマップを整えるたくさんのエンタープライズ構成要素が必要となる。
  • 投資とオーナーシップ:はプロジェクトの領域外であることが多く、スケジュール、ロードマップと投資という観点においてクロスビジネス単位摩擦を引き起こす可能性がある。

SAPでリードスタンダードアーキテクトであるDave Frankel氏のような人物が”SOAパラダイムは新たな世紀に台頭するビジネスリーダーをサポートするため上手く調整されているのである(source)”と述べてい るので、この種の新たなITのフォームファクターへの最善の対処法を理解するのは価値あることなのかも知れない。

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